【レビュー】トップリーグ 第5節 vs コカ・コーラレッドスパークス戦

2017.09.26

数的優位を得るも、勝利への執念見せるコカ・コーラに苦戦

今シーズン初めての試合のない週、Bye-Weekを挟み、リコーは中盤戦第5節を迎えた。相手は同じホワイトカンファレンス8位のコカ・コーラレッドスパークス。昨シーズンは最終節で対戦し勝利しており(33−14)、過去最高順位6位を決するゲームとなった。

先発メンバーには動きがあった。SOタマティ エリソンが開幕戦以来の先発復帰を果たし、SOを務めてきたロビー ロビンソンがFBへ。FWではリザーブとして出場機会を重ねてきていたLO小山智聲が初先発のチャンスをつかみ、それにともないブロードハーストマイケルがNO.8へ。

リザーブにはLOカウヘンガ桜エモシ、FL赤堀龍秀らも名を連ねた。先週末に行われたサントリーサンゴリアスとの練習試合に出場していた面々の抜擢だが、試合内容の悪さから、神鳥裕之GM兼監督は「チャンスをつかんだメンバーではない。もう一度チャンスをもらったという気持ちで臨んでほしい」と、厳しくもはっきりと伝えたという。さらなる奮起を求めながらのメンバー選出に選手がどう応えるかも注目される一戦となった。

時折吹く風には秋の気配が——。ただ風が止めばまだ少し蒸し暑い福岡・レベルファイブスタジアム。リコーは前節同様、相手よりも長くギリギリまでウォーミングアップを行いキックオフに備える。

コカ・コーラ10番のキックで試合が始まる。コカ・コーラはハーフウェイ付近のラインアウトからアタック。右サイドから左へつないでいくが、リコーがプレッシャーをかけ、13番からボールをもぎ取る。しかし直後、裏を狙ったキックが相手に入り、コカ・コーラは少し位置を下げ自陣からアタックを狙うが、つないだボールをこぼしノックオンオフサイド。リコーは左中間22mライン手前からPGを狙い成功。3−0と先制。(前半3分)

再開後、リコーはノックオン、相手スクラムを経てラックで手を使うハンドとミスと反則を重ねてしまい中央22mライン付近でPGを与える。しかしこれは外れた。(前半6分)

リコーのドロップアウトから試合再開。FBロビンソンが深く蹴り込み、敵陣10mライン付近まで飛ぶ。これを14番がキャッチし10番にパスして蹴り返す。その脇を14番が勢いよく走りチェイス。

リコー陣内でキャッチにいったFBロビンソンが着地した瞬間、14番がタックル。しかし姿勢が高く、肩がロビンソンのあごに入る。これが危険なタックルと見なされて14番にレッドカード、退出処分が科された。ロビンソンは脳震盪の疑いがあるとしてHIAで一時的に退出。代わって高平拓弥がFBに入った。(前半7分→15分)

数的優位を得たリコーは攻撃に転じたいところだったが、コカ・コーラが激しく攻め立てリコーディフェンスを破りにかかる。攻防でPR大川創太郎が頭部を打ちやはりHIAで退出。代わって柴田和宏がPRに入った。(前半11分→18分)

リコーは自陣22mライン近くでしばらくアタックを受けたが、こぼれ球に反応したCTB濱野大輔が直接キック。敵陣深くにボールを転がし、リコーがエリアを回復する。(前半13分)

しかし、コカ・コーラの攻撃への意欲は衰えず、自陣からもボールを回して攻めようとする。リコーもハンドリングミスなどを突いて反撃を試みるが、なかなかチャンスをつくれない。

右中間22mライン付近のスクラムから左を攻め、SH中村正寿がハイパント。トライライン間際に落ちるが、コカ・コーラ15番が拾い、11番が前方に走りながら高く蹴り上げる。これをFBロビンソンが余裕を持ってキャッチ、右中間でCTB濱野大輔にパス。濱野が即座に裏のスペースに転がす。

BKによるレースとなるが、わずかに早くコカ・コーラの選手が追いつく。インゴールでFBロビンソンが引き倒そうとするが、その前のプレーで、チェイスした11番に対するリコーにオブストラクションがあったとしてコカ・コーラにPKが与えられた。(前半17分)

タッチに蹴り出し、コカ・コーラがリコー陣内22mライン付近のラインアウトとする。これを遠目に投げ入れて中央でアタック。ラックをつくると8番がピックしてラックのすぐそばを抜ける。7番につないでゴールまであと5mまで前進。

ピックゴーを繰り返し右へ展開。ポイントをつくるとその内側に7番が低く飛び込んだ。FL武者大輔が手を差し入れてグラウンディングを阻もうとしたためテレビジョンマッチオフィシャル(TMO)が行われたが、トライが認められた。コカ・コーラが逆転し3−5。CVは不成功。(前半20分)

再開後、リコーは敵陣でのアタックでPKを得ると、タッチに出して右サイドゴール前ラインアウトに。これは相手に入るが、相手のタッチキックを経て再びラインアウトからアタック。大事にボールキープしながらフェイズを重ねていくと、ラックからボールをピックしたNO.8ブロードハーストが中央を抜ける。左中間でSH中村正にパス、その外をSOエリソンが走りトライラインに迫るが、ラストパスが惜しくも繋がらずノックオン。リコーは絶好のチャンスを逃した。(前半24分)

ピンチをしのぎ勢いを増すコカ・コーラ。リコーはチャンスをうかがうも果敢なディフェンスに遭い再び攻めあぐねる。じりじり下がり自陣へ。

しかし、コカ・コーラが蹴ったライン裏へのキックの処理で、タッチを割ったかと思われたボールをWTBアマナキ ロトアヘアが残しSOロビンソンにつなぐ。WTB長谷川元氣がギャップをついて前へ。タックルを受けながらも持ちこたえ、走り込んだSOロビンソンにボールを渡すと前に抜ける。右サイドを自陣15m付近から敵陣15m付近まで走る。

孤立したがHO森雄基が追いつきサポート。ジャッカルにいった相手選手を押しのけボールをキープ。すかさずSH中村正がパスアウト。左にパスをつなぎ大きく空いた左中間のスペースにボールを運ぶと、一番外を走ったFL柳川大樹につなぎインゴールへ。リコーはアンストラクチャーからのアタックで、ようやく数的優位を生かした。CVは相手11番にチャージされて外れたが、8−5とリコーが逆転した。(前半31分)

リードして勢いに乗りたいリコーだったが、敵陣で得たPKがタッチインゴールを割るなどのミスが出てしまいチャンスを生かせない。不完全燃焼感を残したまま前半が終わった。

“シンプルさ”を追求しリコーのスタイル取り戻す。アマナキの3トライで引き離す

互いにメンバー入替なしで後半へ。FBロビンソンのキックで試合が再開される。22mライン付近でプレッシャーをかけていき、コカ・コーラがタッチアウト。右サイド、コカ・コーラ陣内15m付近でリコーのラインアウトに。

列中央のNO.8ブロードハーストに合わせると、クリーンなボールがBKへ。SH中村正からのパスを受けたCTB濱野が中央を力強く突く。倒されると目一杯手を伸ばし後方へリリース。左中間をNO.8ブロードハーストがボールキャリー。また左へつなぎ、CTB松本悠介、FBロビンソン、そして余ったWTBアマナキにつなぐと悠々とブレイク、インゴール左中間へ運びトライ。CVも成功し、リコーが後半早々のトライで15−5とリードを広げた。ラインアウトから一切細工のないシンプルなアタックで見事なトライを奪ってみせた。(後半3分)

コカ・コーラもあきらめない。アタックをかけたリコーのパスの軌道に身体を入れボールをもぎ取ると、アタックに転じる。オフロードパスで人数の少なさをカバーし前進、左サイドを11番が抜ける。

トライライン間際でCTB濱野、WTBアマナキが追いつきなんとか止める。しかしコカ・コーラはボールをキープし連続攻撃を仕掛ける。リコーは必死のディフェンス。一度こぼれ球を奪ったが、直後にパスをインターセプトされ再びディフェンスに回る。我慢の時間——。

しかし、ディフェンスの精度とディシプリンを兼ね備えた守りを継続したリコーが粘り勝つ。コカ・コーラにノックオン。リコースクラムに。リコーはここでHO森をマウジョシュアに、SH中村正を山本昌太に入替。(後半11分)

スクラムからキック。リコーがエリアを戻すがノックオンでコカ・コーラスクラムに。自陣脱出はまだできず、リコー陣内浅めでコカ・コーラが攻める。しかしノックオン。リコーは再びキックを蹴り、ディフェンスラインを前へと移していく。キックの蹴り合いとなるが、FBロビンソンが敵陣22mライン手間で跳ねてタッチを割るナイスキックを見せる。

リコーはラインアウトをスチール。10m付近からアタックを開始する。LOロトアヘアポヒヴァ大和らが繰り返し強く前にボールを運び22mラインの内側に侵入。ここでコカ・コーラがハンドの反則。リコーはほぼ中央、ゴールまで15mといった地点から、スクラムを選択しトライを狙う。

左に出すとSOエリソンがゲインし残り5m。ここからは左中間を力で挑んでいくリコー。ピックゴーを繰り返す。そしてWTBアマナキが2回目のピック。ディフェンスがプレッシャーをかけるが、身体と手を伸ばしインゴールに叩きつけるようにグラウンディングしトライ。

CVも決まり22−5。トライを許せば再びクロスゲームになる場面をしのぎ、リコーが試合の流れを大きく決めるスコアに成功した。リコーはPR大川に替えて柴田和宏。(後半22分)

17点差としたリコーは、もう1トライを獲ってのボーナスポイント獲得がテーマとなってくる。PR辻井健太に替えて藤原丈宏。(後半26分)

またSOエリソンの突破からリコーがチャンスをつくる。22mラインの内側でつなぎ外での勝負。しかしFL柳川がリリースしたところに相手15番が駆け寄りターンオーバー。すかさずキックを前方に蹴り自らチェイス。ただボールは外に向かって跳ねタッチを割る。リコーは救われた恰好に。(後半28分)

リコーは自陣ラインアウトから、SH山本がハイパントを上げる。この争奪でコカ・コーラにオフサイド。敵陣10m付近で得たPKをタッチに蹴り出しゴール前ラインアウトにする。

右サイドのラインアウトを手前のFL柳川に合わせモールに。一気に押し込むとNO.8ブロードハーストが右隅にグラウンディング。FWの力勝負に勝ち、LOポヒヴァ大和が喜びをあらわにする。CVは外れたが27−5。これでボーナスポイントの条件である3トライ差を満たした。(後半31分)

リコー陣内のスクラムから、コカ・コーラがアタック。しかしパスが乱れると駆け寄ったCTB濱野が奪い右サイドタッチライン際を前へ。ハーフウェイ付近でディフェンスの頭を越えていく短いキックを蹴る。それにWTBアマナキが反応。22mライン付近で追いつき、うまくバウンドを合わせキャッチ。そのまま走りきって左中間にトライ。アマナキはハットトリック達成。CVは外れたが、リコーは32−5と点差を広げた。

リコーはこのトライの直後、LOポヒヴァ大和をカウヘンガ桜エモシに、FL武者大輔を赤堀龍秀に、SOエリソンを高平に、FBロビンソンを木上鴻佑に入替。高平がFBに、木上がSOに入った。(後半35分)

再開後、LOカウヘンガがラックに激しく挑んでいくと、PR藤原が拾いターンオーバー。SO木上も外側のラックで激しいコンテストを見せた。コカ・コーラが押し戻そうとすると、FB高平がすかさずキックを蹴りエリアをコントロールする。

リザーブ勢の奮闘がリコーの集中力をさらに高める。ギャップを突いた12番が抜けかけるが、WTB長谷川が追いつき足にしがみついて止める。ホーン直前のスクラムは押し切れなかったものの、ボールを出すとNO.8ブロードハーストがリコーのアティテュードを表明するかのような、真っ直ぐ、愚直に、ディフェンスラインにぶつかっていく——。

アタックの最中ホーンが鳴る。SH山本が蹴り出してノーサイド。リコーは序盤攻撃の形をつくれず主導権を渡す時間帯もあったが、試合の中で修正に成功。後半はスコアを許さず、4トライを重ねボーナスポイントも獲得した。後半はペナルティも0(前半は3)と規律面でもクオリティを高く保った。マンオブザマッチでは豊富な運動量で存在感を示し、ラインアウトの安定にも寄与したNO.8ブロードハーストマイケルが選ばれた。

リコーはこれで3勝2敗、勝ち点14としてホワイトカンファレンス3位に浮上。次節は9月29日(金)17時より、秩父宮ラグビー場でのNECグリーンロケッツとのホワイトカンファレンス3−4位対決となる。1−2位勢に対する挑戦権を懸けた重要な一戦となる。

「厳しい言葉をかけたが、リザーブメンバーはいいアティテュードを見せてくれた」(神鳥GM兼監督)

神鳥裕之GM兼監督

今日はどうもありがとうございました。コカ・コーラさんは勝利を目指し必死になって向かってくるだろうということで、絶対に受けてはいけない。受けてしまえば苦しい試合になるというマインドセットで試合に臨んだのですが、前半は懸命なディフェンス、勢いのあるアタックに受けてしまいました。数的優位な状況をつくれたにもかかわらずしっかりとした戦い方ができなかったところは反省しなければと思っています。

ですが、後半はしっかりと自分たちのスタイルに戻ってくれて、最終的に勝ち点を5ポイント獲れたことは収穫だと思っています。来週のNEC戦に向けては前半の入りの部分ですね。ここをしっかり戦えるような修正を図りたい。

(ハーフタイムにはどんな指示を)敵陣に入ってから少し不要なキックがあった。ボールキープをしてフェイズを重ねれば、当然数的有利な状況がつくれるはずだったのが、自分たちからボールを手放すようなプレーをしていた。ですので、一番にメッセージを出したのはボールキープ。敵陣に入ったらキックを使わずフェイズを重ねようというところですね。あとはセットプレーのところ。もう少しプレッシャーをかけて、自分たちのスタイルに近づいてラグビーをしていこうというメッセージも伝えました。【以上共同記者会見にて】

5ポイントを獲ってきっちり勝ったことはチームの成長……良くなってきているとは思います。こういうバタバタしたゲームでも、ずるずるいかなかった。ただ、入りの部分ですよね。レッドカードがああいう形で出て数的優位ができたのにそれを生かしきれなかったところ。特にアタックゾーンでのキックですよね。もちろん、ゲームプランでは自陣ではラグビーをしないというのがあったので、そこでのキックはいいのですが。アタックゾーンに入ったところでフェイズを重ねることができなかった。そういうちぐはぐさをなくすように、来週までに意思統一したい。

(相手が前に出てきていたこともあって裏を狙っていくキックが増えた)14人になってFBが前に出ないといけないシチュエーションが出てきていましたから、後ろのスペースにチャンスがあると考えるのもわからなくはない。そこは我々の指示の出し方にも反省すべきところがある。ゲームプラン通り、まずはフェイズを重ねルーズなプレーを少なくすることを伝えきれていなかったかもしれません。

(後半最初のトライは順目に攻めて外に振って、というシンプルなものだった)後半の最初のトライ、まさにああいうシチュエーションをたくさんつくりたかったですね。あのトライは今日の試合のベストトライだと思います。うまく形を崩して獲れたと思います。

(苦しんだのは相手の闘志に押された部分も)必死さを感じました。アタックをさせると危険なチームだとはわかっていましたので。そういうシチュエーションをつくってしまったことは反省しないといけない。ただそういう相手に、最終的には1トライしか獲らせずに試合を終えられたのは、80分間通してディフェンスをやりきれたということだと思う。

(後半の入りでトライを獲った後、再び攻め込まれた場面でもし失点していたらもつれていた)そうですね。あの場面を反則なしで守りきれた。ディシプリンは今日のテーマの中にもあった言葉ですが、反則は3つと少なかった。そこは評価してあげたいですね。ただ、ターンオーバーをして、ボールを獲り返したあと、ルーズなプレーが出て相手にボールを渡してしまう。こういった場面は減らさないといけない。

あとは途中から入ってきたメンバーも元気がよかったですよね。FL赤堀(龍秀)、LOエモシ(カウヘンガ桜エモシ)、PR藤原(丈宏)、SO木上(鴻佑)などはジャージを着続けたいという意思をプレーで見せてくれました。評価したいですね。サントリーとのBチームの試合ではチームに対しアティテュード、姿勢について厳しいコメントを出したのですが、短い時間ではありましたがそこを見せてくれた。

(もう1試合も落とせないのはもちろん、ボーナスポイントも獲っていく必要がある)トップ4を目指していく上ではそうですね。今年はまだ連勝がないので、いいモチベーションで戦って、勝ち、勝ちという状況をつくりたい。ショートウイークですがしっかり準備したいですね。

FL武者大輔ゲームキャプテン

本日はありがとうございます。リコーとしては、必死になって試合に臨んでくるコカ・コーラさんに対して、容赦なく立ち向かおうということを掲げてラグビーをしました。しかし自分たちのミスでチャンスを失い、苦しい展開になってしまった。思うように自分たちのラグビーができなかったというのが今日の反省です。次の試合までは準備期間が1日少ないショートウイークですが、しっかりと改善して次のNEC戦に向けて頑張りたいと思います。【以上共同記者会見にて】

LO小山智聲(トップリーグ初先発、フル出場)

(ようやくチャンスをつかんだ)とりあえずフルで出られたということは素直に嬉しいです。まだまだ自分のミスもたくさんありました。ワークレートの部分もまだまだ足りないですし、また1からやっていきたいです。いろいろなチャンスの中でアピールできるいい位置でやらせていただいているので、これを無駄にせずに努力していきます。

(緊張はもうないか)前日とかはイメージしたりもするんですが、試合に入るときはもうリラックスしていて、いいメンタルで試合には入れています。(今シーズン、前進できた理由は)監督からは「日々の積み重ねを大事に」と言われてきました。でも、これまでは実際に行動に移せている部分とそうでない部分がありました。今シーズンはそこを変えることができてきています。それが結果とつながっているのかなと思います。(プレーに関してさらに磨きたいことは)やっぱり運動量とセットプレーの部分。それが自分の武器となるように極めていきたい。

LOロトアヘアポヒヴァ大和

(前半は苦戦した)リコーのスタイルがうまく出せなかった。バラバラというか2つに分かれている感じがあり、それでうまくいかなかった。ハーフタイムにそこを話して、リコーのラグビーをいつも通り出せればいいゲームにできると。後半はそれがちゃんとできて、いいラグビーだったと思います。

(2つに分かれていたというのは)主にアタックのとき。キックしていこうという考えと、ボールキープしてフェイズを重ねていきたいという考えがあった。それでうまくいかなかった。(これで3勝2敗と勝ち星が先行した)リコーのラグビーというスタイルをちゃんと出せるかどうかがキーポイント。今日の前半は出せていなかった。出せればもっと勝っていけると思います。(先発出場が続いている。インパクトプレーヤーより先発のほうがいい)そうですね。日本代表も目指しているので。(長い時間アピールしたい)そうですね。

FBロビー ロビンソン

(力を発揮し、チームに貢献できているという実感があるのでは)リコーのラグビースタイルは好きだし、みんなと過ごしている時間もすごく気に入っています。貢献できていると思いたいですね。キックのレーダーさえもっと定まれば、もっと貢献できると思います。

(エリアを奪っていく、敵陣に入っていくというプランを支えるキックを蹴っている)正しいエリアに行くっていうのは僕の仕事。アリガトウゴザイマス。(その一方で、自分からもよく仕掛けもする)僕はボールキャリーも好きなんですよ。コンタクトスキ。

(チームがここからさらに上がっていくためには)自分たちにフォーカスすることではないかと思います。スキルを正しく。キャッチパス、キッキング。今はエラーが多過ぎるかな。勝った試合でもミスが多かったこともありました。100%のパフォーマンスを目標に。余力のある形で勝ちたいと思っています。

(今日も前半はミスが)今週トレーニングしていた形のプレーができなかった。個人のハンドリングエラーが多かったですね。スキルの精度を上げていく必要はある。(相手が14人になって、BKとしては裏を狙っていきたかった)正しい戦い方をしていなかったかもしれない。少し早く蹴り過ぎました。もう少し走らせて、もっとスペースが空いてから蹴るべきでしたね。

NO.8ブロードハーストマイケル(マンオブザマッチ)

前半は、シンプルではないプレーをやろうとし過ぎてしまった。そうではなく、ラインアウトしっかり獲って、順目にいってというラグビーをしっかりやらないといけなかったかなと思っています。コカ・コーラさんのラインアウトディフェンスはすごく良くて、それで悪いボールになったり、プレッシャーを受けたりしていたというのもあります。後半は簡単なラインアウトオプションを選び、コーナー(タッチライン際)のレースに勝つようにできたかなと思います。

(相手が14人になって、過剰に意識した面もある)そうですね。もう少しボールキープすべきだった。手の中に収める。オフロードパスをしようとかじゃなくてね。エッジにボールを運ぶにあたって“ラグビー”をやりすぎた。もっとダイレクトにいって、コーナーを回るところで勝つことにこだわればそれでよかった。

(とはいえ、後半は持ち直した)今週はナキ(WTBアマナキ ロトアヘア)がスタートで出て3トライを挙げてくれたことが大きかったかな。ただ、来週のNEC戦も同じような戦い方をしてしまうときつくなると思う。タフな相手なのでね。サインミスもあったし、ぎりぎりのところでボールを落としてしまった場面もあった。2、3トライ獲り損ねてしまったなというイメージですね。

NECとの試合は重要な試合になると思う。トップ4に挑むポジションを得るためには必ず勝たないといけない試合。(警戒している部分など、話せる範囲で)NO.8にアダム トムソンがいますよね。彼はラインアウトがうまく、これまでも邪魔されてきた。コールを担当している者としては気にはしていますね。試合を通して、彼とバトルすることになると思います。いいディフェンスも見せるしフィットネスも高い。うちに似ているようにも思います。でも、パスがしっかり通れば、基礎を正しくやれれば、チャンスはあると思います。

(昨シーズンはラインアウトモールからのトライがシーズン中盤から増えた。今年もそろそろ)フォーカスはしています。小さいところは微調整したりはしています。前節、今節とモールでトライが獲れているので、もっと増えていくといいなと思っています。

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