【Preview】トップリーグ 第15節 vs コカ・コーラレッドスパークス戦

2017.01.13

13位、入替戦出場という結果からの再起を図った2016-17シーズン、リコーには大きく3つの目標があった。「開幕戦での勝利」「昨シーズンのトップ5からの勝利」そして「トップ6入り」だ。最終節はこの3つめの目標の達成を懸けた戦いとなる。

ターゲットとなる6位トヨタ自動車の勝ち点はリコーと同じ35。トヨタ自動車は得失点差でリコーの9に対し40とリードしているため上の順位につけている。リコーが上回って6位になるためには、主に次のようなケースが考えられる。

・リコーがコカ・コーラに勝利or引き分け、トヨタ自動車がヤマハ発動機に敗戦
・リコーが勝利、トヨタ自動車が引き分け
・リコーが3トライ以上の差で勝利、トヨタ自動車が3トライ以下の差で勝利

リコーが敗れた場合は、8、9位につけるキヤノン、東芝に上回られる可能性も出てくる。ここ数試合、ボーナスポイントを意識しトライを狙っていく戦いを見せてきたリコーだが、最終節はスコアを優先し確実に勝利を目指すことになりそうだ。

スターティングメンバーには、ふくらはぎのケガで離脱していたFBピータース ダニエルが復帰。途中出場した前節はノーサイド直前に角度のあるCVを決めた。スコアが重要となる試合を前に頼れるキッカーが戻ってきたのは心強い。またここまで全試合に先発出場、トップリーグ4位タイの10トライを記録し新人賞も狙える位置にいるNO.8松橋周平も、締めくくりの一戦に燃えているはず。こちらにも注目だ。

コカ・コーラは現在13位で入替戦出場が決まっているが、今節の結果次第で、その相手が決定する。一発勝負の入替戦を少しでも有利な状況で戦いたいという思いは、昨シーズンのリコーが迎えた状況を思えば容易に想像がつく。リコーもこれに負けないモチベーションで試合に臨む必要がある。

コカ・コーラのアタッキングラグビーは乗せてしまうと危険だ。昨シーズンの対戦でも、ボールキープを図れなかった時間帯は激しく攻め込まれ苦戦した(27-22)。サニックス戦同様、リアクションの速さを保ち、しっかりとしたシェイプからのアタックを継続することで、スコアを狙うとともに相手の持ち味を消していきたい。

- 昨季もシーズン最終戦に対戦し27-22で接戦を制した -
- 日本代表にも選出され、今季大ブレイクを果たした松橋選手 -

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