【Preview】トップリーグ 第9節 vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦

2016.10.28

攻守にわたるフィジカルバトルで奮闘し、東芝から4年ぶりとなる勝利を挙げたリコー。3試合連続の5トライ、2試合連続の逆転勝利で勢いに乗り、5位のトヨタ自動車に挑む。


トヨタ自動車は、開幕3連勝、ボーナスポイントも2つ確保する好スタートを切った。神戸製鋼、NECに連敗を喫した局面もあったものの、前節はコカ・コーラから8トライ57得点を奪う圧勝で、再び上昇気流に乗りかけている。

今節も激しい身体の張り合いは不可避となる。トヨタ自動車はLOの谷口智昭、北川俊澄、FLワイクリフ パールー、NO.8フェツアニ ラウタイミなど重厚なFWが先発。リザーブにもPRルアーン スミスやLOドミニク デイなどパワーのある選手が控えており、アグレッシブさは80分間維持されるだろう。とにかく屈することなくタフに戦い抜けるかどうかが、勝敗を分ける。BKでは、CTBイェーツスティーブンが6トライ、WTB彦坂匡克が5トライと決定力を見せており警戒が必要だ。

リコーはPR辻井健太、HO森雄基が先発に、代わってPR眞壁貴男、HOマウジョシュアがリザーブに回る。それを除けば前節の東芝戦からの変更は行わず、それぞれが役割を果たし勝利した前節の再現を目指す。

注目はLOフランコ モスタート。来日初戦ながら、激しさ、スピード、ワークレート、ラインアウトでの高さなど、様々なプレーで違いを見せつけた新戦力が、フィジカルに長けた東芝、トヨタ自動車とのゲームを前に合流できたことは本当に大きい。トップリーグの環境に適応し、底知れぬポテンシャルをさらに発揮すれば、FW戦は間違いなくリコーのものになる。

トップリーグでのトヨタ自動車からの勝利は、2011-12シーズンの一度のみだが、直近の対戦である2014-15シーズンは1点差の接戦を演じている。過去には強いフィジカルで圧倒され、大差で敗れることもあった相手だが、今シーズンは順位を争うライバルだ。トップ6入りという目標に向けて、価値ある勝利を挙げてウインドウマンスを迎えたい。

- 2014-2015シーズンは1点差で惜敗 -
- 新戦力 LOフランコ・モスタート -

PAGE TOP