イベント・レポート

2004年度リコー将棋部夏合宿

〜〜〜Mr・リコーは誰?〜〜〜

年月日:2004年6月19日〜20日

場所:神奈川県箱根「花月園」

リポータ:武田 俊平


【序章】

 今回、執筆予定であった細川さんがいつものごとく中国語の勉強で忙しいので(笑)代理として私、武田が書かせていただきます。今回の夏合宿は昨年と同様、箱根名人戦に合わせて行うはず・・・だったが社会人リーグ日程変更により、6/19、20に変更になった。変更により参加人数が心配されたが、例年並みの35人に参加していただいた。今回から武田、細川が新合宿委員として星出さんをサポートすることになり合宿前は連絡等などやることが多く、委員の大変さを痛感したものだった。またうまく運営できるか不安もあった。

【初参加】

 バス利用者は12:00に小田原駅で集合だったが、電車の遅れや集合時間を間違えた人もいたようで予定時間より少し遅れて花月園に到着した。花月園に着き、まず山田新主将の挨拶。新生リコーチームがこれから発展するにはみんなで山田主将を助け合っていかないといけないとあらためて思う。
 今回の一番のニュースといえば屋敷師範がB級2組に昇級したことであろう。苦節12年と大変だったと思われるが、これからA級、そして名人を目指して頑張っていってほしいものである。初参加は3人。昨年まで同志社大学将棋部で腕を磨いていた諏訪景子さんは西日本女流名人戦で優勝しており、女流棋界で今後活躍していってもらいたいものだ。明治大の斎藤雅弘君(通称斎藤D君)は入学当初は勝負弱かったが、アマ強豪の遠藤正樹さんに鍛えられて(酒も?)2001年の王座戦で明治の優勝に大きく貢献した強豪である。東大の鈴木琢光君(通称ブタ君:名前の琢が豚に似ていることから名づけられたらしい)は今年関東個人戦で準優勝しており、今年はリコーチームとして社団戦に参加してもらっている。

【1局目】

 S級は今回18人の参加であった。初戦から屋敷師範対赤旗静岡県代表という好カードが組まれた。△8五飛からの最新形の将棋であったが、最後は自力の差が出た感じであった。太田氏のぼやくことぼやくこと・・・他を見渡すと毎回参加してくれている奨励会の伊藤康了君が山田主将を破る金星を上げた。これを自信にして更に頑張って欲しいものだ。
 最後に残ったのは当然ながら細川さん。初参加の斎藤君相手に千日手指し直しになっていた。合宿委員が進行遅らせてどうするんですか!関係者の方々には大変ご迷惑をおかけしました。一手10秒で指し直してもらい細川さんが根性でこの勝負勝つ。

【2局目】

 S級が始まる頃にはA級の方は何局か終了しているところが見受けられる。1局目はR上位者がすべて勝つという展開だったが、2局目は下位陣が健闘した。早く終わったところではもう一局というところもあり皆さんの熱心ぶりが伺える。

【3局目、最終局】

 私が屋敷師範に教わるチャンスが巡ってきた。中盤劣勢の局面から相手のミスもあり勝勢に。しかしここから本気を出された感じで捻りあいの末、逆転負け。改めてタイトル経験者の強さが身にしみて感じた。

 他は桑山さんが山田主将を破り3連勝。4回戦終了後屋敷師範と細川さんが全勝で展開次第ではプレーオフとなった。
 A級は佐藤誠さんと伊藤沙恵ちゃんの全勝決戦となり沙恵ちゃんが勝ち優勝。前回はS級で指していただけに手合いが違ったか。この後、奨励会に合格して女性唯一の奨励会員となった。道は険しいが目標に向けて頑張っていってほしいものだ。

【宴会】

 予定より少し遅れたが宴会の方が開始することができた。司会は合宿委員の星出、細川コンビで進行していった。まず屋敷師範のB級2組昇級祝いから始まるが、突然細川さんからクイズミリオネア形式のクイズが宣言される。実は今回の合宿で狙っていた企画で屋敷師範にリコー将棋部に関する問題を出し答えてもらうという趣旨だ。細川「3問以上正解できない場合は宴会終了後私と指していただきます!」一同爆笑。ギャラリーからすれば屋敷―細川戦を観戦したかったのではないかと思う。

 クイズの一部をここで紹介しよう。

Q1 リコー将棋部は職団戦で次回優勝すると何回目の優勝になるか?
 A15回 B25回 C30回 D40回

 この記録を見ると先輩方の偉大さを改めて感じます。

Q2 過去朝日アマ名人戦においてリコー将棋部同士の決戦となったが当時名人であった野山知敬さんに挑戦した人は誰?
 A田尻隆司 B瀬良司 C菊田裕司 D谷川俊昭

 答えはこちらを見ればわかります。

Q3 ネットで「Mr.リコー」と名乗っていて大会会場で皆にからまれている人は誰?
 A細川大市郎 B武田俊平 C桑山尚司 D太田博朗

 答えは皆さん分かりますよね?「アマ棋界のお騒がせ男」とも呼ばれているそうですが。。

 屋敷師範は定番の「オ−ディエンス」や「fifty-fifty」を使い奮闘したが全5問中2題しか正解できなく罰ゲームとして細川さんと指さないといけなくなった。
 ここで馬上さんから屋敷師範に記念品の贈呈。当社製品のデジタルカメラで師範も気に入っていただいたようだ。

【ついたて将棋】

 宴会後屋敷―細川戦が始まる横で今回の企画の一つであるついたて将棋を始めた。ついたて将棋はご存知の方も多いとおもうが、相手の駒が見えないので相手の王様がどこにいるかなど普通の将棋にない要素がたくさんあるので結構面白い。また、ギャラリーも楽しめるのでいい企画であったと思う。ここでもO田さんがぼやきまくっていた。
 屋敷―細川戦は右玉対居飛穴から細川さんが攻めを切らし完封モードであったが、師範が細かい攻めをギリギリつなぎ最後はうまく寄せきって勝った。

【合宿を終えて】

 今回初めて合宿委員をやったがまだ不慣れなところもあり、参加者の方々に満足していただけなかった部分もあり、冬合宿では反省部分と新しい企画を考えて皆さんが満足するような合宿にしたい。最後に合宿記が大幅に遅れまして大変に申し訳ありませんでした。


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