イベント・レポート

第13回社会人リーグ団体戦 第4日(最終日)

〜〜〜1軍1部3位、2軍2部残留、3軍3部降級〜〜〜

年月日:2002年10月27日(日)10時〜5時

場所:港区「東京都立産業貿易センター浜松町館」

リポータ:西田 文太郎 e-mail : buntaro.nishida@nts.ricoh.co.jp

【書かねばならぬ】

 3軍は結局15位になって降級となってしまった。こんなレポートは書きたくないが、記録を残すという意味で書かなくてはならない。こういうときが、参加型レポーターの辛いところだ。

【1軍は3位に】

 1軍は3日間終わって3位につけている。自力の目はないが、微かに優勝の目も残っている。しかし、戦力は菊田と俊平がいないのでやや苦しい。
 トップ争いをしている翔風館TLSとくるくるが1試合目で対決する。くるくるには大分から早咲さんが来て、1局目だけ指すという。その後は、森内名人との角落ち戦と言うことだが、そろそろ平手で指してもらいたいものだ。リコーの山田洋次もくるくるにいる。その結果くるくるが5勝2敗と勝った。くるくるに優勝の目が大きく出始めた。
 第2試合のくるくる対リコーとの対決は4勝3敗でリコーが勝って、最終戦まで、優勝の行方がわからなくなった。リコーは、この日2勝したが、個人勝ち数が翔風館TLSに大差なので最終戦を前にして優勝の目はなくなってしまった。しかし、最終戦に翔風館TLSにリコーが勝って、くるくるが光OKACHIに勝てばくるくるが優勝する。
 最終戦のリコー対翔風館TLSとの組合せは、大将から順に馬上vs古賀、瀬良vs遠藤、野山vs桐山、藤森vs小牧、太田vs嘉野、星出vs青柳、牧野vs門屋という組合せになった。そして、あろうことかみな負けてしまった。さすがに優勝のかかっているチームは強いと言うべきか。
 この結果、優勝は翔風館TLSとなり、くるくるが準優勝となった。
 3位争いはNECとリコーがチーム勝ち数11、個人勝ち数63と一緒で、大将勝ち数でリコーが一つ上回っての3位であった。
 個人では、期待の新人馬上勇人が13勝2敗と好成績だった。

【2軍は2部残留】

 2部ともなると、どこのチームにも名の知れた強豪が2〜3人はいる。リコー2軍にも、谷川や佐々木が居る。それでも、簡単には勝てないからいかにレベルが高いかわかる。3日目まで終わって5勝7敗と信じがたい星。最終日も1勝2敗で、通算6勝9敗の11位となり、入れ替え戦に出ることになった。さすがに入れ替え戦では、5勝2敗と勝ち、残留を決めた。
 個人では、藤原、宮田が10勝6敗と活躍し、佐々木は9勝3敗とリハビリ成功であった。この日、谷川、豊岡、徳増は障害者将棋大会の運営に行ったので社団戦には出られなかった。

【3軍は1勝2敗で、通算4勝で15位陥落】

 昨年の3軍はあまり勝ち星をのばすことができなかったので、今年は3軍の建て直しをしようと思って、自らGMになった。社団戦はレベルが高いので、若手を中心とした将来性のあるチームにしたいと思った。そこで非情にもOBの方に遠慮していただいた。社団戦を楽しみにしている熱心な方には申し訳ないのだが、やむを得ない。
 今日の初戦は東北大学OB会。試合開始時点でメンバーが4人しかいない。しかし、二人はすぐに来るということだったので、6将までにメンバーを集めてみた。途中でむなしく時計の音が響き、不戦勝で2勝をキープした。そのご、竹中が勝ったので、後一つというところまで行ったのだが、自分が逆転した将棋を勝ちきれず、負けてしまったのが痛かった。結局3勝しかあげられず、負けとなった。
 2試合目は、ソニーで調子のでない自分をはずし、勝又を入れた。彼も連盟道場で、子供と一緒に研鑚しているのだ。しかし、大将はさすがに荷が重かった。7将に入れた吉中が真っ先に勝ち名乗りを上げた。しかし後が続かない。結局、この試合も3勝止まりだった
 最終戦は、神奈川県教職員組合で、ここには勝たなければ、陥落間違い無しだったので、この日は、この試合に総力を結集した。そして、ぎりぎりの4勝をあげた。しかし、陥落対抗馬の全逓Bもこの日総力を挙げたらしく、個人の勝ち数の差2つで、順位が下がってしまった。つまり15位で、無条件降級となった。これは、悔しい。来年はリベンジしなくてはならない。
 個人では、竹中が12勝3敗と好成績を収めた。

(完:記2002年11月1日)


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