【前のレポート】 【次のレポート】 【イベント・レポート】

イベント・レポート - 0013-

第15回 東海将棋ファンの集い

月 日 :1996年7月14日
場 所 :三重県四日市 四日市文化会館
リポータ:谷川俊昭

レポート

 週末に三重県の四日市市で東海将棋ファンの集いがありましたので、簡単にレポートします。
 私は、インターネットコーナーのお手伝いをしてきました(^.^)。

この東海将棋ファンの集い、今回は15回の記念大会ということで、7/12(金)〜14(日)まで盛大に行なわれました。

もともと、東海本部の故板谷進先生が、普及に熱心だったことから、始まった催しで、最近は、アマ連の本部が四日市にあることもあり、四日市文化会館で行なわれています。
 まあ、四日市あげての催しと言ってもよいでしょう(来年は市制100年に当たり、そのプレイベントという意味合いもあります)。

 今回も金曜日は第2ホールで、王位戦第2局の公開対局。
 また、その他にプロ棋士は、米長九段、加藤九段、谷川九段、小林八段、中田(章)六段、女流が、清水四冠王、長沢三段、山田二段、高橋初段と凄い顔ぶれ。

 第1ホールではアマチュア大会(優勝10万円他)、第2ホールでは記念対局2局と女流のリレー将棋。

 第3ホールでは、指導対局とサイン会、手作り駒の実演、作品展と、将棋ペンクラブコーナーなどが行なわれました。

述べ入場者は有料にもかかわらず、2000名を越えたかと思います。

 さらに、第4ホールではジャンボ将棋とマンモス将棋(ただ、盤駒が大きいだけですが(^^;;))でみんなが将棋を指していました。
 加藤九段のジャンボ将棋(普通のと比べて面積比で4倍以上!)五面指しという、迫力のあるものもありました。

後、詰将棋パラダイス将棋のコーナーもあり、いくつか問題を出題していました。

さて、おまちかねのインターネットコーナです。
 地元の代理店様である理工産業様(今回、地元でプロバイダーサービスも始めた) が、端末を7台用意し、プロジェクターを使って、100インチの大型スクリーンに局面を投影していました。
 回線としては、ISDN を3本引いていました。2台くらいはホームページのデモに使おうかと思ったのですが、お客様(特に子供達)が常に座っている状態で、ほとんどJava 将棋に使われました。実は、私も Java 将棋を始めて見たのですが、なかなか面白かったです。

何かイベントをやるとして、かなり参考になりました。

 今回は英語の説明があるので、早稲田の根山さんのJava 将棋を使わせていただきました。根山さん、どうもありがとうございました。

 根山さんの Java 将棋は、chat ができるのですが、chat のウインドウが1手指すと消えてしまい(これはこちらの設定ミスか?)、面倒なので、誰と指しているのか(海外とか)判らなかったのが残念でした。お客様は、将棋の方に夢中で、誰と指しているかとかは関心がなさそうでした。もっとも、会場同士で指している例も多かったです(^^;;)。

 私は残念ながら食事中のため、観戦できなかったのですが、谷川九段とお客様(抽選1名)による Java 対局も行なわれました。
 たぶん、弟がJavaで将棋を指した、最初のプロ棋士ということになるのでしょう(^.^)。
 将棋は平手だったので、もちろん弟の勝利に終わりました。駒落ちの機能もあれば良いと思いました。
 週刊将棋の人は来ていたのですが、残念ながら取材はしてくれなかったようです。

 後、成る時は右クリック(通常は左)なのですが、これも、他のソフトのように聞いてきてくれるといいなと思いました。私も1局指したのですが、歩の成らずが2回と、角の交換をしようとして変なところをクリックしてしまい、銀損と大苦戦しました。

 それから、データベースソフトの励棋と、有名な解図|ソフトの脊尾詰もデモされ、注目を集めていました。

 とりあえず、こんなところで・・・。


【前のレポート】 【次のレポート】 【イベント・レポート】
RICOH Copyright (C) 1996-2004 RICOH Co.,Ltd. All rights reserved.