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イベント・レポート -0006-

第六回 女流棋士との親睦会

月 日 :1996年3月31日(日曜日)
場 所 :東京都渋谷区千駄ヶ谷 郵政会館
リポータ:西田文太郎

レポート

 約200名の参加で、盛況であった。若い人も、年輩の方も各層に渡って参加が見られた。
 女流棋士も、ミニの久美ちゃん以外はほとんどが参加して華やか。
 高橋和さんと中倉彰子さんは最後に駆けつけて、中井さん司会のQ&Aに斉田さん、高群さんと共に参加し、「年賀状の枚数は」「髪を切った理由は」「趣味は」などの質問に答えていた。

 会場は大・小2室で、大を半分に区切り、片方で公開対局とその大盤解説。
 もう片方で四角く囲った机にずらりと参加者、その内側を七〜八人の女流がぐるぐる回りながら一手ずつ指して廻る、マラソン対局。
 手合いは、四枚落ちくらいから、色々。女流も、余裕のある藤森さんや、中井さん、斉田さんなどは参加者に話しかけてサービス。みんな余裕のある笑顔がかわいらしい。

 公開対局は、休憩を挟んで2局指された。
 2局目は奨励会で頑張っている若手有望株の碓井さんと木村さん。
 解説を中井、斉田。斉田さんは「木村さんとは公式戦はないけど、研究会でよく負かされている」と言っていた。
 小さい部屋では三面指しが12カ所くらいでやっている。
 清水さんの弟子の石橋さんはご両親も見えていたが、あっという間に3局片づけて早々と我らがインターネットコーナーに来てくれた。
 二つの部屋の中間の通路にある長机の前。
 そのインターネットコーナーはNTTの伊藤智子さんとリコーの小川さんのデモで、結構立ち寄ってもらえた。
 谷川さんと私もデモを手伝ったし谷川愛ちゃんは客寄せに役立った。
 参加者の中には谷川さんの顔を眺めて「谷川さんですよね?」と話しかけてくる人が多い。
 伊藤さんは立て板に水で、デモの人気を一人占め。よくあんなに次から次へとうまくしゃべれるなあと感心しています。 中井さん、斉田さん、谷川治恵さんは、パソコンは苦手のようでした。
 インターネットと言う言葉を最近知ったとか。でも、棋譜管理にパソコンは必要なので次にあったらパソコンのお宅になっているかも。
 このデモを見た人の多くの反応は、どうやったらインターネットを使えるかというものだった。
 「埼玉の熊谷だけど、何処のプロバイダーがよいのか」などと。
 谷川さんが重い思いで持ってきたコピーも結構捌けた。

 アマの有名人では谷川さんの後輩の金子たかしさんがいた。木村さゆりさんが「たかしさんさようなら」と手を振っていた。
 あちこちで、女流と一緒の写真を撮っていて、微笑ましい。
 ブラウン管や、雑誌の向こう側にいる人の生の顔、動き、声などを真近に感じられて楽しいひとときだった。
 総合プロデユースをやっている蛸島さんが「この親睦会の内容にアイデアや意見が有ったらどしどし言って欲しい」と呼びかけていたが、アイデア次第でもっともっと多くのファンを呼べると思う。
 材料は豊富だから後はメニューと料理の腕次第という感じ。


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