99年11月23日〜24日:大天井岳



参加者:甲谷・澤田



11月23日(火)・晴れ

秋休みをいつとるかを考えていると、燕岳へ行かないか?と言う話が来る。燕岳だけでは日帰りで下りてこられることもあり、大天井岳で1泊することで話がまとまる。
夜のうちに中房温泉下(500m)にある駐車場に入り仮眠。登山者用に駐車場が用意されている辺り、なかなかのものである。
8:15駐車場出発。結構楽勝と考えていたため、少々出発が遅れる。
今日は日帰りで燕岳を行くパーティーが多いのか、わりと軽装な登山者が多いようである。
中房温泉からは急登の合戦尾根を登ることになるが、休憩ポイントにはベンチがあり、なかなか整備された登山道である。
合戦尾根を登りきり、合戦小屋から稜線を見上げるとそこそこ雪があるようである。
ここから燕山荘までは1H強。合戦沢の頭に出ると稜線の後ろに槍ヶ岳が綺麗に見える。
12:45燕山荘到着。思っていたより遠かったと言うのが本音である。
今日は大天井岳の幕場まで行くことから、燕岳は帰りに行く事にして出発する(13:05)。
ここからは稜線歩きと思い、少々気を抜いていたように思うが、合戦尾根の登りで消耗してしまったのか、なかなかペースが上がらない。
やっとのことで大天井の分岐に着いた頃には、既に15:30を過ぎてしまっていた。
急がなければ! そうは思うのだが足は重い。稜線を登りきり、大天井岳山頂に着いた頃には、既に槍ヶ岳を夕日が染める時刻となってしまっていた(16:40)。
ここから幕場のある大天荘は、5分の道のりであった(16:50小屋到着)。
今夜は冬季小屋に居る1名と、我々だけである。
「小屋で一緒にどうですか?」と誘われるが、夕闇の槍ヶ岳が見たかったこともあって、天幕に泊ることにする。
20:00頃より雪が降りだす。





11月24日(水)・ガス->曇->雨

朝起きるが、相変わらず雪が降っているようである。天幕から頭を出すと、ガスがかかっている。まあこの時期なので仕方が無いことと割きり、朝食を済ませ出発の準備を始める。星空に浮かぶ槍ヶ岳や、朝日に輝く槍ヶ岳が見たくて天幕に泊ったのに、あてが外れてしまった。
6:19出発。とりあえず大天井岳山頂に向う。帰りに通った時にゆっくりしようと思っていたのに、ガスで景色は全くない為、早々に下り出す。
喜作レリーフまで下るとガス帯を抜けたのか、山々が見え出す。昨日は周囲の山々には雪が無かったが、一晩で雪山と化してしまった。
帰りに寄ろうと考えていた燕岳も、昨日は全く雪が無かったのに、今日は真っ白である。
稜線にも雪が積もり、昨日通ったガラガラな個所も、歩きやすくなったのだが、雪が薄い性か?アイゼンが悪いのか、私のアイゼンだけどんどんダンゴになってしまう。メンテナンスをしてくれば良かったのだが、何年も使ったスノープレートは、無いほうがましなようだ。
9:15燕山荘到着。早速荷物をデポして燕岳山頂をピストンする。
10:30腹ごしらえを済ませ、小屋を後に尾根を下り出す。合戦小屋までは1H足らずであった。小屋前でアイゼン・カッパ・下着を脱ぎ、ザックに積める。今度は背中が重い!
第2ベンチ辺りまで下ると、雨が振り出す。あと1Hくらいもってくれればなぁと思いながら先を急ぐ。
13:15駐車場到着。
常念から見た槍ヶ岳も良かったが、大天井からの槍ヶ岳は更に格別であった。次は天気に恵まれ、朝日に輝く槍ヶ岳を見たいと思いながら帰路に着く。
帰って来てから知ったのだが、中房温泉に続く林道は、24日の正午から冬季閉鎖(通行止)となっていた。当初28〜29日で行こうとの話があったが、23〜24日にして正解だったようである。

記録:澤田



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