99年6月26日:笠ヶ岳



参加者:甲谷・和田



タイム:新穂高温泉5:30〜笠新道入口6:30〜杓子平10:00〜稜線11:00〜笠頂上12:30/13:00〜杓子平14:30〜新穂高温泉17:15

思い切り歩きたい。そうだ、過去2回行きそびれていた笠ヶ岳を歩こう。
2年前の夏、澤田・甲谷で登りに行ったが、私の我侭で笠新道の登山口を通り過ぎ、鷲羽岳へと行ってしまった。
昨年11月はこの3人で行ったが、あまりの大雪で1800mで力尽き(根性なく)下山、本当はバットレスか、大同心の壁を登りたかったのだが機が熟していない。トレーニングを積んでということで諦めた。
ガイド図で12時間、休憩入れて13時間、十分頂上往復出来ると判断した。

夜中2時、新穂高着。今回は甲谷さんも運転してくれたのでいつもより眠くはなかった。
それでも5時まで仮眠、5時半歩き出す。いつものことながら甲谷さんの平地のスピードは物凄い。これがずっと続けばよいのだが、まず期待しない方がよいだろう。新道から一気に急登、先ほどのスピードが嘘のようにペースダウン。思った通りの展開、だが一般的には遅い訳ではない。梅雨のこの時期、行くか行かないかためらいがあったが、今日は絶好の天気に恵まれた。
樹林帯から槍、穂高の雄姿、乗鞍、御岳と大パノラマを眺めつつ高度を稼ぐ。高山植物も咲き出した。「イワカガミ」「石楠花」残りの「山桜」と目を楽しませてくれる。 樹林帯を抜けると杓子平、笠は雲がかかっていた。
ここからは抜戸の稜線まで雪渓が続く、長閑な雪原と高山植物の楽園だ、「ショウジョウバカマ」も覗いている。
夏道のペンキが雪に埋もれ度々迷うが、稜線を目差せばよいので気が楽だ。ドンズマリは這松と岩場をダイレクトに上り詰め稜線へ駆け上がる。
裏銀座の長閑な山波とその反対の穂高の岩尾根と贅沢な景色を一度に眺められ、ここにも「ツガザクラ」の愛らしい実がつき始めもう夏、しかし最盛期一歩手前、登山者には稜線で2人に出会ったに過ぎず静かな山歩きが出来る。
この調子で行けば1時間で笠の頂上、平坦な稜線をハイスピードで進む。3つ程のピークを越すと岩屑の登りだ。ポツンと笠の小屋が建っていてシーズンインの準備をしている。
さあ、あと10分。岩屑だらけの尾根を辿れば頂上だ。12時半頂上着。3度目の正直で踏むことが出来た。
晴天微風ノンビリしよう。忙中閑あり、この後はいつもの神風下山、深田久弥氏の日本百名山の文章と今を比較することは出来ないが山は同じだ。私は拘れば63座目か、まだまだ登るところは沢山有る。
稜線から杓子平への下りは下山口をみつけ、ガレと雪渓を一気に下る。3000mに近い山が日帰りなんてその昔は考えられなかったが、これだけ道路が良くなったお陰を感謝しつつ新穂高温泉の湯に浸かる。

念願の一つをクリヤーした。梅雨の合間の1日を有効に使って充実した山行きを楽しんだ。今度は冒頭に書いたバットス、大同心、屏風の岩を登りたい!





記録:和田



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