'98納めの山 西穂高岳



98年12月27日〜29日

メンバー:志賀・和田


去年、涸沢岳の素晴らしさから今年も北アルプス、それも槍、穂高方面と思いつづけていた。
その中で比較的楽に登れる西穂へ行こうと思い立ったのも20日を過ぎていた。
いつものことなので焦りはしないが、同じ西穂でもロープウエイで行くより上高地から入りたかった。
釜トンネルを抜けて暫くすると見慣れた岳沢が待ち構えている。
初めてこの季節に入ったので見慣れた上高地であってもすごく新鮮に見えるのが嬉しい、冬の穂高に憧れ何十年?といっても今は中高年の写真マニヤ、スノーハイカーと憧れていた時代とは相当の変化はある。
帝国ホテルの横から梓川を渡り、西穂へ続く樹林へ入っていく、志賀さんもそれなりの荷物、私はそれに若干のプラス、ここでがんばらねばアタのお返しが出来ない、といってもここでの頑張りではお返しは出来ないと思うのだが、計画は1800m〜2000mに天幕を張り西穂往復を考えた。
ぴったり1800m、この平坦地に天幕を張ることにした。
栂の森にポツンと、ここは私たちにとっての別天地だ、寝るまでの時間はコーヒーを入れ、じっくり会話も出来…すごい星空になった。風もない、なんとついているのだろう、去年といい、今年といい....

5:45出発、いつもの癖、痩せ馬の先走りをじっとこらえ、じっくり志賀さんのペースに付いていく、梓川対岸の常念、徳本が紅くなってきた。
樹林を抜けると西穂の小屋へ到着する。
ここからの眺めは又最高、遠く白山、目の前は笠、東に常念の山波、雪の山を歩けることの幸せをつくづく感ずる。
さあ、独標を越え西穂だ、はじめは西穂までは??といっていた志賀さん絶対に行きますよね、ゆっくりだが確実に岩稜を辿る。
独標は大勢の登山者が寛いでいた。長閑な春の山といった雰囲気についつい長居したくなる。
一気に下ると、一気に上る、この繰り返しを幾度となく繰り返していくとピラミット・ピーク更にその奥に西穂の頂が見えてくる。
一歩一歩あせらず登れば目標の頂上、2909m、ヤッター!!と叫びたくなる程の満足感に酔いしれる。



しかしこれで冬山?と疑いたくなるようなポカポカ陽気、それだから熟年2人が登れたのかもしれない、通り過ぎれば風雪も笑い話になるのだが、やっぱり晴天に勝るものはない、もう若くはない、無理することはない…そうなっても切り抜けられるという気持ちさえあればいいだろう、30分以上いた頂上だが本当に去りがたい、恐らくこの頂上はそんなには来ないだろう、貴重な時間ということが天気と重なり合って寛いでしまう、のんびりのんびり下って西穂の小屋へ、志賀さん今日はビール飲んでいいですよ、言う前に小屋に入ってビールを購入、一気に飲む姿に、飲めたらなという羨ましさと、妬ましさ、ここで又ノンビリ日向ぼっこ、後は1時間歩けば天幕場、今日も和田シェフの登場、重い荷物は色々な食べ物がしっかり入っていたのだ、珍しく生野菜まで持ってきた。
おかげでバラエティーに富んだ食事が出来たと自画自賛、一寸足りないのは朝、トースト、ハムエッグ、フルーツ、ポタージュ、コーヒー、今度用意したいものだ、歳を取るとこんなところにも気合が入ってくる。

3日目 12月29日、これでもう終わり、又慌ただしく新年を迎えるのか、去りがたい気持ちと早く帰って家内に点数稼ぎをやらなければ、の気持ちがあってそそくさと天幕をたたむ、さあ最高の納めの山行きが出来た。志賀さんありがとうございました。


アタ遠征から帰って、思い出すと忌まわしい記憶が蘇る。
「あんた、記憶あるの」と言われそうだが、それなりにあって反省もしています。
それを払拭するのにはどんな山でも確実に登りたい、そんなことを頭の片隅に置いて今年も登っていきます。


さらに寛ぐ湯煙り、雪見、露天風呂木の香新しい中の湯に浸かりました。
これが又何とも素晴らしい、安房峠のトンネルが出来たおかげでか、中の湯が旧道七曲がりへ移転しました。
入浴のみの客のためにわざわざゲートを開けて頂き恐縮します。
入浴500円、露天風呂の正面は岳沢、やや曇っていて吊尾根は見えなかったのですがその景観には驚くことでしょう、皆さん奥様への点数稼ぎに湯煙り、雪見、露天風呂を上高地散策とセットすれば一層点数稼ぎが出来ることと思います。

記:和田



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