97年12月28〜30日:北ア 涸沢岳(3,103m)



参加者:和田・中谷・志賀・甲谷・門松



・ ルート: 新穂高温泉〜涸沢岳西尾より涸沢岳往復

12/27(土)

海老名22:05中央高速道・相模湖IC-岡谷JCT3:20-松本IC-新穂高温泉-車止め(ゲート)-穂高平避難小屋(駐車)
* ゲートが開いていた為穂高平避難小屋迄入り駐車したが、朝方出発前に小屋の管理人より車はゲート前までとの注意で、志賀,和田,中谷の3名でゲート前まで車を下ろす。


12/28(日) 曇り後小雪

穂高平避難小屋発9:25-白出小屋-涸沢岳西尾根取付-1,800m地点12:10(BC設営)

穂高平避難小屋に駐車した中谷の車の中で仮眠し起きた時、胃,腸共に具合が悪くなり絶不調。 どうも昨夜中央高速道路のICで食べたホットドックで消化不良を起こしてしまったようだ。おかげで朝食も食べられず、苦しい入山となった。
白出小屋迄は広く緩やかな林道の為なんとか皆についていけたが、涸沢岳西尾根取付から急登になり放されてしまう。
ルートは、密集する笹に雪が付着した斜面で、不安定な先行者のトレールをたどることになる。 まだアイゼンを付ける時期ではないが、体調の不調をカバーする為履く事にする。
アイゼン装着より1ピッチ程頑張って登ると、上部より人の気配と共に雪をならす音が聞こえてきた。高度は低いが早めのBC設営と察せられる。
幕営は1,800m地点で、トレール左側の緩い斜面をならし4人用の天幕一張りとツエルトがはられる。通常は2,400m地点での幕営が一般的だが、今日の自分の体調ではこの辺りが限度でほっとする。 幕営後は水分をたっぷり取り、夕食は控え目にして明日への復調に備える。


12/29(月) 晴天・無風

BC5:09-8:00 2,400m地点-9:10蒲田富士9:20-10:50涸沢岳11:10-12:00蒲田富士-2,800m地点-13:50BC着

3時50分起床。夜半比較的暖かく、一人ツエルトで寝た和田を含め、全員が快適に睡眠が取れた。風も無く満天の星空のもと、5時過ぎ全員でBCを後にする。
昨日の不調が脳裏をよぎり気になるが、2,400mの天幕場も過ぎ体調はだいじょぶそうだ。 夜も明け天幕場より更に急登を続けると森林限界を抜け、 皆で今日の目標とした蒲田富士へ雪壁の登りとなる。 天候は快晴無風で最高の状態が維持されている。 思わず「この調子だと涸沢岳まで行けそうだな.....」と、前を行く中谷にそっと囁いた。
森林限界を抜けてからの展望はすばらしく、左手には北穂と滝谷の上部、右手には西穂と前穂高岳が威圧的だ。そして雪面を登り切りさらに雪稜を行くと待望の蒲田富士の頂に立つ。蒲田富士からはおまけのコースで、蒲田富士の頂上で10分ほど景色を堪能した後、中谷と多少の余力がある和田と門松の3名で涸沢岳へ向かうことにする。
蒲田富士の頂上から見えなかった蒲田富士と涸沢岳との鞍部へはさほど下らず、3人をほっとさせる。 又、涸沢岳へは雪が少ないせいか1,2個所のザイル・フィックス部分と個所氷が張ったちよっと嫌なトラバース以外特別困難な場所はない。ザイルの世話にもならずただひたすら歩を進めるだけで、10時50分 待望の涸沢岳の頂に立つ。
涸沢岳から望む北穂高岳への従走路は雪が少なく容易そうで、この時刻だとさらに往復も可能かと思われたがこれ以上の欲張りはやめておく。
涸沢岳からの下りでは少しの間手先が冷たくなり、今回始めて冬山に来たという感覚を覚える。 だが、下り始めればすぐ暖かくなる。 対岸の雄大な雪の笠が岳を見ながらの下りを楽しみ、 1,800m地点からの急斜面に「下で天幕張ってよかったな!」と改めて思いつつ、午後1時50分、先に帰った志賀さん,甲谷さんが待つBCに戻る。


12/30(火) 雪

BC(1,800m地点)発7:10-7:40涸沢岳西尾根取付(槍ヶ岳への林道)7:45-新穂高温泉穂高平避難小屋-9:15駐車地点(ゲート)着

昨夜の楽しい食事と、久方ぶりに志賀さんを交えた語らいに今日の起床はゆっくり。 行程2ピッチのらくらく下山。これも入山時頑張らなかったお陰で、露天風呂にて入浴し帰京する。


入 浴
 露天風呂
 ・ 場 所:駐車場から車で下ってすぐ(5分?)の川向こうにある広い露天風呂。
      車道より右側の河原に下り、河原の駐車場に車を置き吊り橋を渡って
      宿の受け付けで入浴料を払う。
 ・ 時 間: ? (午前10時頃入浴)
 ・ 料 金: 300円/一人
 ・ 設 備: 洗い場,上がり湯共に無し。
 ・ 泉 質: 透明だが湯の花?状の浮遊物が多い。

記録:門松


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