2002年9月28日〜29日: 前穂高岳・北尾根



参加者:CL中谷・甲谷・澤田・西名(ゲスト)



9月28日(土)・雨

春に肩を痛め、今回が復帰第1回目の登攀となってしまった。
朝から雨、涸沢の紅葉を見るだけでも良いや! この時期の紅葉はすばらしいので、それだけでも満足と言う気持ちで、8:50上高地を出発する。
上高地はまだ紅葉には早いのか、木々は殆ど色づいていなかった。

雨は思ったほどでもなく横尾では一旦あがるが、歩き始めるとまた降り出してきた。
本谷橋を渡る頃には土砂降りとなってしまった。
ゴアの雨具の下は既にグショグショ、早く涸沢に着いて暖まりたい。そうは思うのだが、久しぶりの山行でもうバテバテ、ペースを上げられない自分が情けない。
涸沢に近づくに従って紅葉も綺麗になりだす。

涸沢ヒュッテが見えてくる。あと少しで涸沢である。今年の紅葉は少し遅れているのか今一つのようであるが、雨で人が少なく静かなので気持ちが良い。
14:26紅葉真っ盛りの涸沢のテン場に到着。明日も雨だろうか?
テントに入って暖をとるが、足の先までグショグショの為、なかなか暖かくならない。


9月29日(日)・晴れのち曇り

4:15起床。テントから頭を出して見ると星が出ている。今日の天気を誰が予想できただろう? 我々にはツキがあるようだ。
早速朝食をとって出発の準備を進める。
5:40涸沢出発。5・6のコルへの登りも、CLがいつもよりゆっくり歩いてくれているせいか、それほど辛くない。
7:15 5・6のコルに到着する。奥又白の池が光っている。



登攀の準備をし7:30に北尾根を歩き出す。
5峰・4峰、久しぶりの感触を味わいながら順調に進んで行く。
8:45 3・4のコル到着。数年前のGWに来た際に、渋滞で登攀をあきらめ下山した場所である。
ここからはザイルをつけて登りだす。私は復帰1回目と言うこともあって、中間に入れてもらうことになり、2番手としてプルージックをとって登ることとなった。

久しぶりの岩の感触がたまらない。仕事の忙しさも手伝って山に行けていない自分に反省しながら、一歩一歩確実に進む。
登り始めて暫くすると、次パーティーが3・4のコルに到着するのが見える。
私がプルージックで入った為に、全体として登るペースが遅れ、次パーティーに迷惑をかけてしまって申し訳ない。

3峰を登りきると山頂まではあと一息、右側に吊り尾根がせまって来る。
11:12前穂高岳山頂到着。周囲の山々が美しい。槍ヶ岳も綺麗に見えている。
お茶を沸かしてのんびりと達成感を味わう。
暫くすると次パーティーが到着し、山頂で一緒に記念写真を撮る。



11:55下山開始。天気予報はあまり良くない。先ほどまで晴れていた空も、既に雲で日差しが無い。雨にあわない内に上高地に着きたいと言う気持ちで、ガンガン下って行く。
こんなに飛ばしたら明日は筋肉痛かもしれないなぁ....

16:00上高地到着。天気予報が悪かった為か、いつも程の賑わいは無い。
雨で登れないかも?と思う中の山行であったが、天候がもってくれたことに感謝である。


記録:澤田

写真:甲谷



リコー山の会のホームページに戻る