2002年8月3日:丹沢・源次郎沢



参加者:中谷L・和田・磯辺・澤田・西名(ゲスト)・國保(ゲスト)



会員募集のため一般募集山行を始めてから2年、毎回満員御礼状態が続きます。
7/29に下見山行を行い、久々の沢でのフェルト靴のフリクションが快適で、翌週の一般募集もなんとかなりそうな自信をつけて下山。本番へと望む。

8月3日(土)・晴れ

8:00海老名集合→9:54派出署下駐車場(575m)→11:00(830m)→12:00(975m)
《→13:00(1060m)→14:00(1245m)→....→19:30駐車場》この間、事故パーティーの応援のため参考タイム。

一般参加の方も、新調の渓流シューズで、ウキウキ元気に出発。
陽射しはないが、水を分けて歩くには絶好の蒸し暑さ。沢に下りて、簡単なレクチャーのあと遡行開始。



1つ目の棚は、難なくクリアー、2つ目の棚は練習のため、ザイルを着けて登る。
一般参加の方は、ちょっと緊張の顔。でも、スイスイ上がってくる。
ガレを過ぎ、右に大きく曲がった所で一本立てる。

最初の難関10mの棚を、左の乾いたリッジを直上し、落ち口へ慎重にトラバースする。
ザイルを使った初めての本格的なクライムに皆さん満足そう。
水量の少ない右俣に入り、第2の難関6mの垂直の棚。先行パーティが苦労しているのを見ながら、みんなのモチベーションが落ちないように待つ。
水流の左をシャワーで直上し、出口で右に寄り、苦しい一手でガバを掴んで落ち口に抜ける。
一般参加の方も、ザイルを手繰るのが間に合わない位のスピードで上がってくる。
大変だったと言いながらも、クライミングの楽しさに引き込まれているようだ。
盛り上がった勢いで、遡行を続ける。
水が枯れ、右に枝沢を分ける。ここで休憩中の先行2パーティーを追い越す。
12時過ぎフィナーレのチムニー状の連瀑の下で休憩、行動食を詰め込んで最終ピッチに思いを馳せる。

先程のパーティーが、チムニー状の1段目F8を越えて行った後、転落音が聞こえた。特に、騒いでは居ないので、無事だったかと思い、我々もF8に取付く。
上がると2人居たが普通の様子、上の落ち口に3人居るが唯見ているだけ。大事では無さそうなので、取りあえず我々のパーティーに上がってもらう。

上がってみると、転落した人は足首を痛めている様子で、事故を起こしたパーティーのリーダーが携帯電話で会に連絡し、警察への救助要請を行うこととなった。
山の中ではどこでも携帯電話が通じるわけではないが、今回は不幸中の幸いのようである。
我々のパーティーで、できるだけの協力をする事をリーダーに申し出て、その場で待機することとした。
救助隊が出たとしても、時間が掛かりそうなので、13:30?頃、我々の一般募集の方2名に、和田さん、磯辺さんに付き添って頂き、上に抜けて先に下山してもらうことにする。
稜線直下の踏み跡まで同行し、現場に戻る。

県警のヘリが飛来するが、なかなか見つけられない。
17:00頃、やっとのことで見つけてもらい、怪我をした人と付き添い者がホイストで吊り上げられ救助完了。
ずっと事故者に付き添っていてくれた澤田とともに、残った3名の方と一緒に稜線経由で、戸川に19:30頃下山した。

楽しい山行が、彼らも含め大変なことになってしまいましたが、其れなりに無事終えることができて、ホ〜っとしています。

やはり安全第一、ザイルはどんどん使い、ヤバければ止める。また来ればいいさ。ついはったりで行っちゃえ〜てなこともあるけど、動きが(気持ちが)スムーズで無くなったところで勝負は負け。登れても運が良かっただけ。
半生が過ぎ、反省もいろいろ出てきます。
山は辞められる物ではないから、いつも安全に気を配り、その貯金でたまに冒険させて貰いながら、山屋を生き延びて行きたいと思う山行でした。


記録:中谷



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