2000年2月11日〜13日:西穂高岳・西尾根



参加者:和田・中谷・澤田・甲谷



3連休を利用して西穂高岳の北西尾根か西尾根のどちらかに行こうということになりました。
資料によると、北西尾根より西尾根の方が変化があって面白いと言うことなので、最終的に西尾根に行くことが決定し、出発することになりました。
結果はラッセルのための時間ロスが響き、西穂頂上へ至ることはできませんでしたが、冬山を堪能して帰ってきました。

2月11日(金)・雪

新穂高の有料駐車場にランクル中谷号を置いてAM9時出発。
駐車場より、いきなりワカンを付けて膝下位までのラッセル。林道上にはスキーのトレースが微かに付いているが、あまり助けにならない。
ラッセルは予想していたが、せめて林道くらいは楽をしたいところだったが考えが甘かった。

駐車場から穂高平避難小屋までの所用時間は約2時間。
避難小屋の玄関に入り小休止。この時季、避難小屋には小屋番さんは居なかったが、玄関に設置してある公衆電話は使える状態にあった。
休憩を終え出発しようとすると、涸沢岳西尾根へ行くという6人の後続パーティーが我々と入れ替わりに小屋へ入ってきた。

小屋から目的の西穂高岳西尾根末端を目指して平坦な放牧地を直進する。小さな支尾根1本を左手に通過し、次に出てきた顕著な尾根が多分ルートだろうとのことで取り付く。登っている途中、所々の潅木に赤布があり、ルートであることに間違いないことを確認する。
BC予定地の1940mの台地まではラッセルの為届かず、1800mあたりの尾根斜面上に適地を見つけPM5時少し前にテント設営。PM9時就寝。



2月12日(土)・快晴

AM3時起床。ヘッドランプを点けて5時行動開始。ピストン工程のため荷は軽いのだが昨日に続いてのラッセル、先頭者のラッセルは平坦なところでは膝上から股下位まで、急斜面になると胸を超える所もでてくる。
それでも、中谷は誰よりも多くガンガン先頭を行く。彼の馬力にはいつものことながら恐れ入る。

高度を上げるに従い、尾根の幅もしだいに細くなるが危険な所は無い。この尾根は変化があって面白いという筈だか、ここまでの所は迫力にかけイマイチピリッとこない。
そんな単調なラッセルに飽きがきたのか和田さん、生あくびすることしきり。そのあくびがみんなにうつる。あ〜眠い!
ただ、展望も効いてきて背後に笠ケ岳や左手には槍ケ岳の穂先も見えるようになり、景色には迫力がでてくる。
森林限界を超えた2300m位の地点から小岩場とジャンクションピークの間のコルを目指して、ナダレそうな嫌な雰囲気のルンゼの左岸寄りを登る。
そのコルからは目指す(していた)西穂のピークが小鍋谷上部の対岸に初めて姿をあらわす。
コルより先はさらに傾斜の増した斜面を登りジャンクションピークに到着する。既に時刻はPM1時すぎ。ざっと見積もってジャンクションピークから西穂までは2時間位はかかりそうな感じである。
これから先がこのルートの核心部で良いところなのだろうが、時間切れと判断して狭いジャンクションピークで食料を補給して下山する。
下りはなんの苦労も無く、わずか2時間でポカポカ陽気のなかBCに戻る。





2月13日(日)・雪時々曇り

5時起床、6時45分下山開始。尾根末端到着7時20分。登りで4時間以上かかったコースでも下りはわずか35分。
その後ほとんど休憩なしで新穂高の駐車場に着いたのは8時40分。下山後、蒲田川脇にある無料の露天風呂で一風呂浴びて帰路に就く。


目指した西穂頂上へ達することはできなかったものの、精一杯・飽きるほどのラッセル。そして森林限界を超え、十分な高さを感じたジャンクションピークまで達することができたので、それなりに満足の行く山行でした。


記録:甲谷



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