Black Rams - RICOH RUGBY FOOTBALL TEAM -

【レビュー】トップリーグ 順位決定トーナメント vs 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦

2018.01.11

神戸製鋼との昨年10月以来の再戦。やや受けに回った前半。

昨シーズンはリーグ戦のみで順位が決定されたため、2年ぶりとなるノックアウトステージ。以前行われていた最終順位を決した上で日本選手権の出場権を争うものではなく、最終順位そのものに大きく影響するものということもあり、より重い意味を持つものとなった。

トップ4という目標には惜しくも手が届かなかったリコーだが、過去最高位の5位を掴み取ることを目標に定め、昨年10月に対戦し勝利を挙げている神戸製鋼コベルコスティーラーズとの再戦に向けて準備を進めた。メンバーではFLブロードハーストマイケル、武者大輔、CTB濱野大輔、WTB長谷川元氣、HOマウジョシュアといった選手がケガからの復帰を果たした。

年明けの澄んだ清々しい空気の中、ホイッスルが響く。NO.8コリン ボークのキックで試合が始まる。蹴り返しをキープしたリコーがアタック。10m付近まで押し込みラインブレイクを狙う。しかし神戸製鋼も集中力を見せ、フィジカルに長けたFWがラックにプレッシャーをかけていく。こぼれたボールを9番がターンオーバー。前方のスペースに抜け出し、さらにパスをつないでリコー陣内に侵入する。

4番のボールキャリーで前進。ポイントをつくると大きく外に展開。14、15番が外を破って22mラインを越える。リコーはディフェンスで粘りたいところだったが、接点で押され後退を続ける。ここで再び4番がボールを持つとディフェンスを割り、左中間にトライ。リコーは敵陣で喫したターンオーバーから後手に回り続け失点を喫した。CVも決まり0−7。(前半4分)

神戸製鋼がFWとBKが一体となったアタックで攻め込み、リコーはなんとかディフェンスで食らいつき阻むという場面が続く。しかし、自陣で得たマイボールスクラムから展開、中央のギャップをSOロビー ロビンソンが突破。さらにWTB長谷川につないで敵陣までボールを運ぶ。(前半12分)

このゲインを起点にリコーが敵陣でアタック。粘り強くフェイズを重ねていく。だが神戸製鋼のディフェンスも堅く22mライン付近で停滞。外での突破を狙ったCTB牧田旦からWTB渡邊昌紀へのパスがわずかにフォワードパスとなり、神戸製鋼ボールに。そのあとにもSOロビンソンのディフェンス背後のスペースへのキックで22mラインの内側に攻め込むが、ラインアウトをキープできずチャンスを逃す。(前半18分)

代わって神戸製鋼が攻め込み、リコーゴール前のスクラムからサイドアタックを仕掛ける。だがここはLOモスタートらが反応よく対応しノットリリースザボールを獲る。

リコーは自陣22mラインの内側からのPKをタッチに蹴り出し、ハーフウェイ付近のラインアウトにする。手前のLOモスタートに合わせ、軽くはたきSH山本昌太へ。SOロビンソンはNO.8ボークをダミーに、CTB濱野にパスを通す。

ボークがディフェンスを引き寄せて空いた右中間のギャップを濱野が鮮やかに抜ける。10mラインを越え少し進んだところでタックルを受けボールがこぼれるが、FB中澤健宏が拾い前へ。ディフェンスにつかまれながらも倒れずに粘って前進。22mラインの内側へ入る。ついに倒され、ボールをリリースしようとしたが、神戸製鋼が中澤を放すのが遅れホールディングの反則を犯す。

ここでSH山本がすぐさまリスタート。ステップを刻みながら前進すると、トライライン間際で走りこんできたLOモスタートにパス。モスタートは激しいディフェンスに遭いながらも、身体を前方に伸ばし右中間にグラウンディング。アシスタントレフェリーへの確認の後、トライが認められた。CVは外れたが5−7とリコーが点差を縮める。(前半23分)

再び神戸製鋼がアタックを仕掛け、リコーがディフェンスで粘るという状況が訪れる。だが徐々にリコーのディフェンスが神戸製鋼をしっかりとらえるようになり、押し込まれる場面は減っていく。

リコーディフェンスの出足を見てか、神戸製鋼にややキックが見られるようになる。ハーフウェイ付近からエリア獲得を狙ったキックを蹴りゴール前に進出。リコーは自陣脱出を図るが、ミスも出てなかなかうまくいかない。そんななかモールディフェンスでリコーにコラプシングの反則。神戸製鋼はPKをタッチに出す。

神戸製鋼はゴール前ラインアウトをオーバー。しかし、転がったボールをBKが確保し左中間を破りにかかる。しかし、リコーもゴールを背負い意地のディフェンスを見せる。左中間で突進を重ねた神戸製鋼は少し長いパスを挟み中央の5番にパスし突進。これにディフェンスが引き寄せられたのを見て、9番は即座にさらに外へと展開。数的不利になっていたリコーは、14番にタッチライン際を破られ右隅にトライを許した。CVは外れたが、5−12再び7点差に。ミスを出したものの、即座にカバーした神戸製鋼の堅実なアタックが光った。(前半34分)

前半ラスト5分は、神戸製鋼がキックを絡めチャンスメイクを図ったがやや精度が低く、決定機は訪れないまま40分経過のホーンを迎えた。

後半序盤にトライを返すも、ミスが重なりアタックで持ち味出せず

リコーはメンバー入替を行わず後半へ。キックオフボールをつないで少し前に出た後、蹴り合いに。ボールをキャッチし仕掛ける神戸製鋼のランナーを捕まえて倒し、ボールに手をかけたFLブロードハーストがノットリリースザボールを獲る。リコーはPKをタッチラインの外に蹴り出し、敵陣22mラインの内側でのラインアウトにする。

ラインアウトをキープしてラックをつくるが、密集でCTB濱野が負傷。出血のため一時交替となる。代わって木上鴻佑が入った。(後半4分)

このラックでは神戸製鋼に反則があり、PKで再開。しかし、22mラインの内側からタッチを狙ったキックがタッチを割らない。神戸製鋼は得たボールをつなぎ自陣から脱出を図る。この攻防でFL武者のタックルが危険なものでなかったかとしてテレビマッチオフィシャル(TMO)が行われたが、バインドの意思が確認され不問とされた。(後半5分)

ボールが両チームを行き来するが、リコーはゴール前のポジションをキープしたまま右サイドでラインアウトを得る。これを奥のFL武者に合わせるとモールを組む。一気に押し込みトライラインが迫る。BKも加わり最後の一押しをすると右中間にトライ。最後はWTB渡邊が押さえた。CVは惜しくも外れたが、10−12と2点差に迫った。(後半9分)

神戸製鋼はリコー陣内浅めの位置で攻めると、ラックでリコーにノットロールアウェイ。神戸製鋼はPKを蹴り出してゴール前ラインアウトにする。リコーはここでSH山本に替わり中村正寿。(後半12分)

ラインアウトをキープして神戸製鋼が22mラインの内側でアタック。リコーはこれを粘り強く止めていく。しかし、ラックに横から入ったとして再び神戸製鋼にPKが与えられる。ゴール前ラインアウトから神戸製鋼がモールを組むが、リコーはこれを受け止め、タッチラインの外に押し出すビッグプレー。リコーはラインアウトから、キック、さらに神戸製鋼のランナーをしっかり捕まえてノックオンを誘う。これで22mラインの外にボールを運んだ。ここで一時交替していたCTB濱野に替わりアマナキ ロトアヘアが入り、木上は退いた。さらにLOモスタートに替わり柳川大樹。(後半16分)

左中間のスクラムからNO.8ボークが持ち出してショートサイドを突く。WTB長谷川にパスしゲイン。一度タックルを受け倒されたが、立ち上がって再び走り出す。だがリリースできていなかったとしてノットリリースザボールの判定。リコーは反転攻勢のチャンスを得たが生かせず。(後半17分)

この後、ハーフウェイを挟んだ蹴り合いを経て、一進一退の展開となる。互いに突破口を探っていく。大川創太郎に替わり柴田和宏。(後半18分)

リコー陣内浅めで攻める神戸製鋼のパスが乱れたのを見て、CTB牧田がこぼれ球に足をかけ前方に転がす。神戸製鋼陣内22mラインまで転がったボールを両チームの選手が追う。ボールは神戸製鋼が守ったが、タッチを狙ったキックがタッチを割らずFB中澤がカウンターアタック。しかしタックルされリリースしようとしたボールが前方にこぼれてノックオン。プレーが止まったところで、CTB牧田が裏に抜け出す際の神戸製鋼による妨害の有無がTMOで確認されたが、これも不問とされた。PR辻井健太に替わり眞壁貴男。(後半23分)

再開のスクラムでリコーにコラプシング。再び自陣に後退させられる。歯がゆい場面が続く。

PKで前進した神戸製鋼が攻勢をかける。リコーは食らいついて止めていくが、22mライン付近の攻防でオフサイド。アドバンテージが出た状態で神戸製鋼が攻めるがパスが乱れプレーが止まる。右中間、22mライン付近から10番がPGを狙うがこれは外れた。(後半29分)

ドロップアウトをキャッチしアタックに転じた神戸製鋼にリコーのディフェンスが襲いかかりノットリリースザボール。PKをタッチラインの外に蹴り、左サイド22mライン付近のラインアウトを得る。もう絶対に逃せないアタックの機会を得る。

しかし、リコーはこれを奥で合わせようとしてオーバー。さらにボールはいち早く追いついた相手9番に入り、12番につないでキック。リコー陣内深くに飛ぶ。再び後退を余儀なくされる。(後半29分)

リコーは自陣から蹴ったハイパントの争奪で、CTBアマナキがキャッチした選手をうまく捕まえたがホールディングの反則。神戸製鋼はPKをタッチに出し22mラインの手前まで前進する。

ラインアウトをキープし、フェイズを重ねていく神戸製鋼。リコーも選手同士がよくコミュニケーションをとり、冷静なディフェンスで止めていく。

しかし、我慢比べに勝ったのは神戸製鋼だった。22mライン付近のラックからボールを取り出した9番が、自ら仕掛けるかのように見せてFWを2人引き付ける。このプレーで生まれたギャップに走りこんだ11番にオフロードパス。11番はディフェンスラインの裏に抜け出し、そのままインゴールに運び中央にトライ。CVも決まり10−19。1トライ1ゴールでは届かない9点差となり、リコーにとっては重い失点となった。(後半33分)

攻めるしかなくなったリコーはリスクを取って攻めていき、試合は両チームを目まぐるしくボールが行き交う展開となる。一刻も早く敵陣に入りたいリコーだったが、叶わぬまま時間だけが過ぎていく。HO森雄基に替わりマウジョシュア。(後半37分)

自陣スクラムからCTBアマナキが突破を図るが、惜しくもノックオン。スクラムをセットする間にホーンが鳴る。スクラムでSH中村がボールを奪ってみせるが、直後にハンドリングエラーが出る。これを確認したところでノーサイド。

ディフェンスでは一定のクオリティを見せ、前回対戦に続いてロースコア勝負としたものの、リコーはチャンスを生かしアタックを組み立てることができずに敗れた。これで今シーズン最終戦は1月14日(日)、11時30分から秩父宮ラグビー場で行われるNECグリーンロケッツとの7位を懸けたゲームとなることが決まった。完全燃焼して今シーズンを締めくくりたい。

「力に大きな差はないと思う。ただ、チャンスで獲りきれるかどうかで差が出た」(FL武者大輔)

神鳥裕之GM兼監督

過去最高位である5位に到達するために、どうしても負けられない試合だというモチベーションを持って挑んだ試合でしたが、今日は神戸製鋼さんが素晴らしかったです。やはり、一度我々が勝っているというところで、負けられないという覚悟をすごく感じました。こういうトーナメントのゲームにおいては数少ないチャンスを生かした方が勝利するというのは十分想定していましたが、そのチャンスを生かしきれなかった。我々にもいくらかチャンスはありましたが、そこで自滅しうまく生かせなかったところが敗因になったと思っています。まだ1試合残っていますので、このリーグ戦をしっかり戦ってきた成果を残す意味でも、勝って終わりたいと思います。気持ちを切り替えて、また来週がんばりたいと思います。今日はありがとうございました。

(一度対戦している相手だったが、準備におけるポイントはどこに置いたか?)大きなゲームプランというのは変わっていないです。過去数試合を見て、ラインアウトモールの強さ、近場の部分でのファイト。そういった部分は、勝利するために必要、そこで勝っていかなければならないというような認識を持ち準備して臨みました。結果的にはディフェンスの面ではよくやっていたとは思うんですが、我々がチャンスを迎えアタックするときにトライを獲りきれなかったところが反省ですね。(神戸製鋼のアタックに対する対応はできていた?)よくやっていたと思います。ただ我々が仕掛けるタイミング、自分たちのラインアウトモールであったり、ハンドリングスキルだったりで、相手にボールを渡すシチュエーションをつくってしまったところがありました。
【以上共同記者会見にて】

悔しいですね。久し振りにこんな思いをしました。(試合の入りは激しく攻め込まれたが、徐々にディフェンスの安定感を取り戻した)前半簡単にトライを獲られてしまったあと、ハーフタイムにサム(ハリス)DFコーチから、「ディフェンスがパッシブ(受け身)な状態になっているので、いつものようにチョップタックルして、その後仕事をさせないように。タックルを最後までやりきろう」というメッセージがあり、うまくゲームの中で修正していけたかなと。この1年間通してチームが安定して戦えた要因であるディフェンスについては、一定のスタンダードを保っていたと僕は評価しています。

今日は、そのディフェンスが終わって、自分たちがチャンスを迎えた場面での実行力が低かった。一番はセットプレー、ラインアウトのところでしょうか。そこから多くのアタックがスタートするので。当然、キックリターンだったり、そういったところもありますが、ラインアウトでボールを確保できないことにはアタックが続かないので。そこは反省すべき点としてあります。

(ラインアウトは、読まれていたり、激しいプレッシャーがあったりしたのか?)向こうにも背の高い選手がいましたので、プレッシャーは感じていたと思います。フランコ(LOモスタート)が前にいて、飛ぶところに激しくプレッシャーをかけてきていましたしね。もう少し自分たちがスマートに獲りたいところと獲れるところの判断、決断ができれば。というか我々がさせてあげることができなかった。僕が見ていて感じたのは、比較的獲りたい方に対してチャレンジしすぎたと。後ろで獲ってチャンスをつくり、実際それでモールトライをひとつ獲りましたし、ああいう形。難しければもっと確実なところで獲ってラインアウトモールにチャレンジするというシンプルなアタックという方向に、試合の中で修正してもよかったのかなと。いずれにしてもチャンスのラインアウトのときに、簡単にボールを手放すシチュエーションが生まれてしまったのは痛かったです。

(FWに海外出身選手を4人。ブレイクダウン対策でもあった?)相手の強みを消すというところもありますし、コンディションのいい選手を使いたいという両方の理由です。(CTB濱野の負傷で、後半16分の段階でLOモスタートの入替が発生した)想定外ですね。フランコは80分というプランだったので。でも早いタイミングでNO.8コリン(ボーク)、SOロビー(ロビンソン)を変えるというアイディアを選ぶのは少し難しかった。コリンには接戦になった際のリーダーシップという点でフィールド上には必要。ロビーはゲームコントロール的に下げるのは早すぎた。やむなくという感じでしたね。ただ、セットプレーのところでは柳川(大樹)が代わりに入ってやってくれました。

シーズンの最後にしっかりと右肩上がりの姿を見せたかったんですが、今日の内容はあまり良いものではありませんでした。ただ、良くない中でも神戸製鋼を相手にこれだけのゲームができたということに、選手たちには自信を持ってほしいです。ここ一番で正しく実行できなかった責任というのは選手よりもコーチングスタッフにある。選手一人ひとりの能力は確実に上がってきているので、あとは経験や自信というところを補いながらレベルアップしていってもらいたいです。

(ここから上に行くために必要なものは?)今日のゲームの印象が強くなってしまいますが、やはりセットプレーのさらなる安定感が戦う上では必要ですよね。スクラムにおいては相手のボールを奪ったり奪われたりということは少なかったんですが、昨シーズンに比べれば圧倒的にできなかった部分もある。ラインアウトやモールは今日の大きな反省点でした。ボールの争奪の最初の部分を確実に計算できるようにするというところでしょうか。それ以外にも、アタックにおいてはブレイクダウンからの球出しの精度であったり、クイックボールを出す確率であったりも磨いていかなければいけません。成長すべき領域はたくさんあると思います。

SH山本昌太ゲームキャプテン

本日はありがとうございました。監督が言った通り、過去最高位を目指して、チームとしてはいい準備ができましたし、いい状態で試合に臨めたのですが、準備したものを試合で出せなかった。神戸製鋼さんのプレッシャーはもちろんありましたが、自分たちがやりたいことが全くできずに試合を終えてしまった感じです。1試合残っていますので、シーズンをいい印象で終わるという意味でも、またしっかり準備をしたいと思います。【以上共同記者会見にて】

PR眞壁貴男

ミスが多くてそこから抜け出せませんでした。前半悪くても後半は修正するという試合を続けてこれたのですが、今日は少し焦ってしまったのかもしれません。(ディフェンスは修正されていったように映った)そうですね、そこは。ディフェンスの部分は良かった。あとはディシプリンの部分で、いらないところで反則を犯すことが多かったですね。(ラインアウトなども苦しんだ)大きな選手が入っていて、研究されていて、プレッシャーをかけられた。それで少し苦労しました。プレッシャーは自分たちがアタックを仕掛ける場面でも強くて、なかなか前に出られず、ダイレクトなプレーができませんでした。

(自身としてはステップアップできたシーズンだったのでは)そうですね。ただ、まだまだ次に向けて。その意味で今日の試合はいい経験になったので。もう1試合ありますし、そこで勝てるように。また切り替えて。(今日感じたものとは?)自分は試合の途中から入ったのですが、チームにインパクトを与えるプレーがあまりできませんでした、そういうところですね。スクラムもそうですが、フィールドプレーも含めて。どういった起用にも応えられるように自分の中のスタンダードを上げていきたいと思います。

(今シーズン、レギュラー争いに加わっていけたことは自信になったのでは?)いいところでずっとやらせていただけたので、いい経験になりました。ポジション的には自分が小さくて、難しいところもあるんですけど、それを強みに変えることができるんだと感じることができたシーズンでした。(一番記憶に残っているのは?)トヨタ自動車戦ですね。途中ケガで退くことになったんですけど、そのままスクラムでプレッシャーを与えられていれば勝てていた試合だったので。来シーズンは「1番にはこいつがいないとダメ」って思ってもらえるような、特別な存在になりたいと思います。

FL武者大輔

反則と、細かいハンドリングエラーが多くて、自分たちでチャンスを潰してしまった形。神戸さんも良かったんですけど、自分たちで自分たちの首を絞めたというのが本当のところかなと。悪いところが出たなという印象です。

(神戸製鋼に対して、何か考えていたことは?)僕らとしてはモール対策というのがあって、最初の方はそれをしっかり抑えることができたと思います。それもあってか、相手が戦い方を変えてきて、ちょっと振られたりして、ラックの周辺に僕らが集まりすぎたところをオープンに振られてトライを獲られたりという形。向こうはワンチャンスをしっかりものにして、こっちはものにできずという差。力に大きな差はないと思いますが、獲りきれるかどうかの差が出たのかなと。

(低いタックルに対しTMOが行われた場面もあった)ノーバインドではないかということでした。でも完全にバインドしにいっているので。タックルスピードが速いからこそそう見えたのだと。それは自分でも自信を持っているので。

(準備での雰囲気は?)僕も含めてなんですけど、ケガ人が復帰できてきていい雰囲気でやれてはいたと思います。まあ、しょうがないですよね。決まってしまった以上は次をしっかり勝って次のシーズンに向かっていけるように。勝って締めようと、今日はそんな声をかけあって終わりました。相手がどうこうよりも自分たちフォーカスで。細かいハンドリングエラー、ディシプリンなどが一番重要。そこさえ改善できれば、いいラグビーができる自信はあるので。そこだけですね。

試合に入る前のロッカールームはすごくいい雰囲気で、そのまま試合に挑めたんですが、試合が始まるとアタックでもディフェンスでも少し焦っているような感じがありました。止めないと、やらないと、と気負ったのか、少しバラバラになっていました。それを試合中に修正できなかった。

(アタックにおいて特にそれが顕著だった)ボールセキュリティの部分ですね。ちゃんとボールを出すというところが少し雑になっていた部分があったので、そこをしっかりやってボールキープし続けられれば自分たちの展開ができるので。そこに若干ルーズなところがあったと思うので、修正しないといけないですね。ディフェンスでも、受けて受けて、オフロードされてオフロードされて、一発で止められていなかったですよね。それでディフェンスのシステムが崩れて、人をかけないと止まらない状態になってしまった。しっかり下に入って止めるというのを続けないといかないと。昨シーズン以上の順位という目標は叶いませんでしたが、それでもやっぱり最後は勝って笑って終わりたいです。

(今シーズン、チームの変化を感じたか?)練習のときからいい雰囲気で、ちょっとダレかけたときには、いつも誰かが声を挙げて雰囲気変えていくということができていたと思います。個人個人が考えて、いい方向にもっていこうとする雰囲気が生まれてきていたと思います。(若い選手の成長もあった)自分も30歳になりましたが、まだまだ試合に出続けたいので、競争をしながらも必要なアドバイスをしていければと思っています。

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