Black Rams - RICOH RUGBY FOOTBALL TEAM -

【Review】トップリーグ 第4節 vs キヤノンイーグルス戦

2016.09.21

スクラムに苦しむも、攻守に安定感。うまく試合をつくる

試合前日の練習後、発表された先発メンバーについて、神鳥裕之監督が説明した。
「確かにキヤノンのスクラムは強い。単なる強さだけではなく、試合の中での対応力があります。そこで、スクラムで力を見せてくれているアレックス(ウォントン)を先発させたというところに目がいくと思う。それもありますが、最初にあったのは、前節サントリー戦で良い働きを見せたポヒヴァ(LOロトアヘアポヒヴァ大和)を、インパクトプレーヤーとして使うこと。試合の中盤以降、疲れてきている相手に対して、ポヒヴァのキャリーは非常に効果的だったので。そこから組み立てていきました。」

リコーは前節に続き経験のある選手をリザーブに置く“強いベンチ”で、後半の勝負所を戦い切るプランを選択。これを実現しているのは、若いFW第3列やCTBの台頭だろう。

「昨シーズンも若手の成長は感じていました。とはいえ、試合が壊れてしまうかもしれないという思いもあり、結果的に経験のある選手を先発に起用することが多かった。でも今シーズンはその心配はなくなりつつある」

昨シーズン、苦戦する中でも多くの選手がトップリーグでの経験を積み、各ポジションで層の厚いチームとなったことで、選手起用の選択肢が増えてきている。80分間をベンチも含めた23人全員、選考段階も含めるならば、全所属選手で、相手にぶつかっていく。リコーはそんな戦い方ができるようになってきている。

日中は雨がちらついたが、夕方以降は止んだ。秩父宮ラグビー場は、金曜夜のナイターということもあり、仕事帰りと思われるワイシャツ姿のファンでごったがえしていた。同業のキヤノンとの対戦では、おなじみとなった風景だ。

キヤノンのキックオフで試合開始。落下地点めがけて赤と黒のジャージが集まる。リコーにノックオン。ほぼ中央22mライン手前でキヤノンのスクラムに。

ヒットし、数秒後グイッと押すキヤノン。リコーの1列目が落ちてコラプシング。戦前の予想通り、力強いスクラムを披露するキヤノン。12番がPGを決めて0−3。(2分)

FBピータースダニエルの深めのリスタートキックから、一度蹴り合いを挟み、自陣10mラインの手前からボールを回すキヤノン。リコーは積極的に前に出て、プレッシャーをかけていく。中央からのキックをHO森雄基がチャージ。こぼれたボールがリコーに入り、CTB松本悠介が右中間でキャリー。22mライン付近でリコーのアタック。右サイドから順目に回すが、左中間でパスを前に弾くとオフサイドポジションの選手が触ってしまいノックオンオフサイド。(4分)

PKで前進し、ハーフウェイ付近のラインアウトから攻めるキヤノン。リコーはうまく守り前進を許さなかったが、中央のラックでノットロールアウェイ。キヤノンが約50mの長いPGを決めて0−6。(7分)

再びリコーのキックで再開。自陣から回すキヤノンが中央で前にこぼす。これをCTB松本が拾いNO.8松橋周平へ。松橋は突進し粘る。倒されるが一度ボールを離し、拾って再度前へ。フォローしたFL柳川大樹がさらに前に運ぶ。ゴールライン間近の位置にラックをつくると、CTB濱野大輔、SOタマティエリソンとつなぎ、エリソンが長いパスを外側のCTB松本へ通し右中間にトライ。CVは外れたものの、相手のミスを確実に突き5−6と点差を詰めた。(9分)

さらにリコーが攻める。キヤノンが自陣10m付近でタッチを割ったボールを、クイックスローインで回すと、FBピータースが反応。ランナーを止め、さらにFL柳川、LOブロードハーストが襲いかかりボールを奪う。右中間から展開、左中間をFWが縦に攻め、ゴールに迫る。インゴールに持ち込むがグラウンディングできず。しかし、ターンオーバーからの鮮やかな攻撃を見せる。

この直後守るキヤノンにオフサイド。ポストやや左、5m付近のリコースクラムで再開。NO.8松橋が持ち出しサイドアタック。さらにFWが突進を繰り返すとラックでキヤノンが倒れこみ、SH山本昌太がボールを取り出そうとするのを妨げる。反則を獲ったリコーはPGを狙い成功。8−6と逆転する。(18分)

ここからキヤノンがリコー陣内で攻める。4番、8番の外国人FWを中心にゲインしトライを狙うが、リコーはFL柳川らがこれに対応。近場を諦めたキヤノンは、大外に立たせた8番へのロングパスでトライを奪いにいったが、FBピータース、WTB高平拓弥が低く食らいついて止めキヤノンの反則を誘う好ディフェンス。前節同様リコーが我慢強く守る。(26分)

リコーファンで埋まったスタンドも、ちょうど目の前で起きたビッグプレーに一気に熱を帯びる。LO馬渕武史が出血で一時退出。代わってロトアヘアポヒヴァ大和が入る。(27分) ※34分に復帰

ボールを得たリコーは、推進力のあるアタックを見せ一度敵陣に侵入するが、ノックオンでボールを相手に渡すと、絶妙なタッチキックで再び押し込まれた。キヤノンは優勢なスクラムを駆使しリコーゴール前で攻める。左中間のスクラムを左に回すと、8番が取り出し右の広いサイドへ、つないだ9番がポスト右に飛び込んでトライ。CVも成功し8−13。(39分)

リコーはSH山本の裏のスペースへのタッチキックで攻め込むが、ラインアウトをキープしたキヤノンがタッチに蹴り出して前半終了。

リコーはディフェンスで粘り、アタックに転じた際は確実に前に出る力を見せた。ただし、スクラムでプレッシャーを受ける場面が多く、そこを足がかりに攻め込まれていた。

スクラム修正に成功。声援を力に変えNO.8松橋が逆転トライ

前半の終わりからぱらついていた雨が止まないまま後半へ。リコーはPR藤原丈宏に替えて大川創太郎を入れ、大川を右プロップに、PRアレックスウォントンを左プロップに配置してスタート。

開始直後、リコーはミスを重ねて失点する。キックオフが伸びタッチインゴールを割り、キヤノンのセンタースクラムとなる。このスクラムから右に展開したボールをキヤノン12番が蹴ると、距離を稼いでタッチを割り22mラインの内側までゲインされる。

さらにキヤノンは、右サイドのラインアウトを奪うと、ラックからディフェンスラインのギャップを狙ったフラットなパスを通し7番が抜ける。右中間から回り込んで中央にトライ。リコーは前半必死に守りぬいたゴールラインをあっさり破られ痛い失点を喫する。CVも決まり8−20。(4分)

流れを渡さないために、早々にスコアしたいリコーにチャンスが訪れる。リスタートキックのやや短い蹴り返しがタッチを割り、敵陣浅めのラインアウトを得る。これをキープして展開。CTB松本がギャップに体をねじ込むと止めにきた6番がノットロールアウェイ。ほぼ中央25m付近からPGを決め11−20。失点直後の得点で、流れを引き戻す。ここでLO馬渕をポヒヴァ大和に、SH山本を中村正寿に入れ替える。(6分)

再開後蹴り合いとなるが、リコーはハイボールのキャッチに続けて成功。これで勢いに乗ると、左から右へ展開。ややスペースの生まれた右中間をCTB松本が走りゲイン、敵陣に侵入すると大外のWTB小松大祐にパス。小松は前方のスペースに向けキックを蹴ったが、キックを蹴ったあとに相手8番のチャージを受ける。これがオブストラクションとなる。(6分)

PKをタッチに出し22m付近でラインアウトを得るが、リコーはここでボールを失い、タッチキックで押し戻される。しかし自陣浅めのラインアウトをLOブロードハーストがキャッチすると、そのまま地面に降りて前方へゲイン。右中間から左へ展開し、WTB高平が鋭く抜けかける。ここはタッチラインを踏んだが、このあたりからリコーがキヤノン陣内に入ってプレーする時間が続く。リコーはPRウォントンを眞壁貴男に、CTB濱野をアマナキロトアヘアに入れ替える。(12分)

そしてリコーに歓喜が訪れる。左サイド、22mライン内側のラインアウトを一番手前のPR眞壁に入れてキープ。ラックをつくり縦、縦を繰り返しながら前に出ていく。一度ブラインドサイドのSOエリソンに出し、ステップを切ってゲイン。左中間、ゴールまで10m程の位置にラックをつくると、LOブロードハーストが持ち出し、自ら突っ込むかに見せて背後のFL柳川に渡す。

ディフェンスのブロードハーストの動きに対する反応で空いた前方へと、柳川が真っ直ぐ抜け右中間インゴールへ。トライを認めるレフリーの手が上がると、柳川がボールを放り投げ雄叫びを上げる。同時にスタンドからも大歓声が上がる。CVも確実に決めて18−20。連続ポイントでリコーが点差を詰める。(19分)

残り20分で2点差。体力的にも厳しい時間帯に入りながら、互いに目前の勝利を求め、ギリギリのプレーが続くようになる。

再開すると蹴り合いに。15番に対しキックチャージにいったNO.8松橋が相手に接触。レイトチャージとなり、キヤノンはPKで前進し、ゴール前ラインアウトに。SOエリソンに替えてコリン ボーク。(21分)

遠くに合わせるがキヤノンにノックオン。リコーはスクラムを持ちこたえNO.8松橋がサイドタック。22mを脱出。さらにキックをうまく使って敵陣に入っていく。敵陣10m付近でボールをキープして連続攻撃。大歓声を受けながらゲインしていくが、キヤノンも必死に守り、リコーがノックオン。

キヤノンは自陣スクラムから展開、15番がキックを蹴ると、リコーの陣地奥深くへ転がり、ゴールラインまで約5mのところでタッチを割る。WTB高平に替わり長谷川元氣。(25分)

リコーはラインアウトをLOブロードハーストが捕り、SH中村へはたくがうまく合わずノックオン。キヤノンは左中間のスクラムから展開しトライを狙う。右サイドへ展開し14番がインゴールに飛び込む。トライかと思われたが、テレビマッチオフィシャル(TMO)で直前のプレーでのノックオンが確認され、リコーは救われた。

リコーはスクラム、タッチキックを経て押し戻すが、キヤノンはもう一度22mラインを越えて攻める。ボールを動かしながら突破を図るが、リコーは我慢強くディフェンス。CTB松本のタックルでノックオンを誘い、リコーはボールを奪い返す。

スクラムから出したボールをSOボークがキック。15番がショートパントを蹴り返す。これがリコーに入り、リコーは自陣からアタック。ボールを動かし突破を図る。ボールを奪いかけたキヤノンにノックオン。左中間、ハーフウェイライン付近でのリコースクラムに。

このタイミングでキヤノンもフレッシュなプロップを入れてプレッシャーをかける。リコーはやや押され、スクラムが回る。しかしSH中村が冷静にブラインドサイドに持ち出し、外をフォローしたWTB長谷川にパス。目の前のリコーの応援席からの大歓声を背に、長谷川は一気に22mラインを越えていく。

捕まるがすぐにサポートが入る。FL柳川が出し、LOポヒヴァ大和、SOボークへ。ボークは逆サイドに向かって走り、迫るディフェンスをハンドオフ、もう一人のディフェンスの頭越しにパスを出すとこれがFL武者大輔に通る。

さらにCTBアマナキが華麗なステップで、捕まってからも倒れずもがきあと5m。LOブロードハースト、ポヒヴァ大和が突進してあと2m。武者がラックの右を突いてほぼトライライン上へ持っていくと、仕上げはSOボークと肩を組んで突っ込んだNO.8松橋がポストの右にグラウンディング。

レフリーの手が上がると、リコーの選手たちも腕を突き上げる。怒涛のアタックでの会心の逆転トライ。CVも決まり25−20。HO森に替わりマウジョシュア。(35分)

残り5分。リコーはリスタートキックを落とし、キヤノンがリコー陣内でアタック。22mラインの内側で左右にボールを動かして攻めるキヤノンに対し、リコーはディフェンスに追われる。しかし精度は保たれ前進を許さない。そして残り2分でターンオーバー。

ついに勝利が見えてきたかと思われた瞬間、ピックゴーを繰り返しボールをキープすると相手8番に絡まれ痛恨のノットリリースザボール。キヤノンはタッチに出し、最後のゴール前ラインアウトが、この日の勝負の行方を決めることとなった。残り50秒。

競らずにモールに備えるリコー。BKも巻き込んだ巨大なモールを押し合ったあとラックに。左中間からピックゴーを繰り返しながらCVの決めやすい中央へボールを運ぶキヤノン。

じりじりと前進し、ゴールラインまで1mほどのラックのサイドを突きグラウンディングを狙う。しかしPR大川が壁となり勢いを止めると、LOブロードハーストが相手選手の持つボールを両腕でつかむ。次の瞬間、赤と黒のジャージがインゴールになだれ込む。

レフリーの腕は上がらなかった。勝利を確信したNO.8松橋が最初にガッツポーズ。レフリーはノートライを宣言し、ノーサイドのホイッスル。

ラスト5分、そしてホーン後約4分のキヤノンの猛攻を耐えたリコーが今シーズン2勝目を挙げた。マンオブザマッチは攻守で存在感を示し、追撃のトライも奪ったFL柳川が選ばれた。

リコーは勝ち点を9に積み上げ順位は9位に。次節は10月1日(土)、14時からのヤマハ発動機戦。開幕戦からの秩父宮5連戦の勝ち越しを懸け、首位を走る相手に全てをぶつける。

「攻めればゲインできる」というのが前半からあったので、焦らず戦えた(LO馬渕キャプテン)

神鳥裕之監督

今日は本当にありがとうございました。毎年のことですが、リコー、キヤノンさん、両チームを応援する観客の前で素晴らしい試合ができたということに、感謝申し上げたいと思います。
今日に関しては率直に、本当に嬉しいです。連敗していたんですけど、チームの状態自体は上向いてきているという自信がありましたので、今日の試合は接戦で満足するのではなく、しっかり勝って帰ろうと。“マストウィン”というメッセージを伝え試合に臨みました。選手たちはそれを実行してくれました。本当に誇りに思います。次のヤマハさんとの試合は新たなチャレンジ。しっかり準備して臨みたいと思います。
(先週の試合から見違えた。SOエリソンなどの起用が影響?)タマティは元々CTBの選手。外にボールを回すパスの能力は高い。アタックのところでテンポが上がったというのは、チームとしてはいい方向に進むきっかけになっていると思う。もちろんコリン(ボーク)にはコリンの強みがあるので。キッキングゲームだったりエリアマネジメントだったり。そういうところでは彼の強みを生かしながら。チームの中で選択肢は増えてきたのは、先週のサントリー戦がきっかけだったと思います。
(前半スクラムで押されていたが、後半は大川を入れるなどして安定した)キヤノンさんのスクラムはトップリーグの中でトップレベルだという認識で臨んでいましたので、前半の状況を見て準備していたプランを使った形。アレックス(ウォントン)は1番3番両方できるプレーヤーですし、フレッシュな選手をできるだけ早く入れて相手のスクラムに対応したかった。後半それで適応してくれたので、修正能力はついてきたと思う。ただセットプレーについては、スクラムが後半だいぶ安定した一方で、ラインアウトが乱れたのは課題。でも、試合を通じセットプレーでやられ続けなかったのは、試合が壊れなかった理由だと思います。
(この4節の振り返りを)これまで時間をかけて準備してきたディフェンスが、チームの強みになりつつあるかなと。ただ、これからヤマハさんだったり神戸さんのような上位のチームと当たっていきますので、この2週間はまたフォーカスすることになると思います。
(松橋選手の活躍について。決定力がある。)よくやっていますよね。新人らしからぬといいますか。プレーもそうですけど、ハーフタイムのロッカールームでも馬渕と同じくらい発言しています(笑)。リーダーシップという意味でも物怖じせずやっている。それもグラウンドでのパフォーマンスにつながっているのではないかと思います。
決定力については彼のセンスなんでしょうね。トライの嗅覚というか、ゴール前でボールキャリーになって、トライを獲る感覚は長けている。教えてもなかなかできるものでもないと思います。トップリーグでも生かしていってほしい。【以上共同記者会見にて】

(おおむね描いたシナリオに近かったのでは)そうですね。23人全員使って、前半のメンバーが試合をつくり、後半のメンバーはそれぞれしっかり仕事してくれました。頼もしくなってきましたね。(苦しんだのはスクラム。特に前半)下から見ていた2人がFWコーチで、特に岡崎コーチからメッセージが伝わってきていました。でも具体的なアイデアとして、PR大川(創太郎)入れてアレックス(ウォントン)1番という対応策がすぐに浮かびましたし、ゲームを通してやられるかもしれないというネガティブな気持ちはなかった。組めてるときは組めていましたしね、前半も。後半勝負所でプレッシャーを受けたところはあったんですけど。いずれにしても今のベンチのメンバーの頼もしさは昨シーズンはなかったもの。全員で挑むことができている。(アレックスが1番、3番できるというのは大きい)本当に大きい。

後半の最初、トライを獲られて8−20になって、そこからPGで獲り返すまでの時間帯がきつかったかな。そこでずるずる引き離されずに、3点返して点差を1ケタにできたのが大きかったですね。(流れを奪われかけてそこを跳ね返した。やはりディフェンスか)自分たちの頼れるものが見えてきた。チームにとっての柱のようなものができつつありますね。ずっと強みにしたいと思ってきたディフェンスに関するスキルが高まり、さらに意思統一が進んだ結果だと思う。昨シーズンのタックル成功率は多くの試合で80%いかないぐらいでしたが、今は85%を目標に置いている。このあたりの要素がラインスピードを上げていますよね。あとはもちろん、タックルのあとすぐ立ち上がるといったリアクションの徹底もある。ディフェンスが機能し始めるとアタックも良くなる。今日は過去3戦でも一番いいアタックを見せてくれたとも思います。

ここ数年、キヤノンさんは上位を倒すことをターゲットにしていたかもしれないけれど、我々にとってはライバル。そういう存在を相手にした試合で、潜在能力をキヤノンさんに引き出してもらえたという感覚はあります。こういうゲームを経て、チームって強くなっていくのかなと。
(ヤマハ発動機戦に向けて)やることは変わらない。ディフェンスがトップチームに対しどれだけ通用するか。チャレンジしていきたいですね。

LO馬渕武史キャプテン

今日はどうもありがとうございました。監督からもありましたが、この試合はいい試合をするのではなくて、必ず勝つというメッセージを意識して一週間やってきました。なので勝てたことに大変ホッとしています。この勝ちをこれからにつなげるために、2週間間が空きますがしっかり準備してヤマハさんにチャレンジしていきたいと思います。
(最後、かなりのフェイズ守っていたが)とにかく頑張ってくれっていう。祈る気持ちで。(松橋選手と体を当てて思うことは?)力が強いというより足腰が強い。なかなか倒れない。一発のインパクトというよりもそういうところですね。【以上共同記者会見にて】

前半はいまひとつでしたね。最後のスクラムと、最初のPG2本。あのあたりは改善できたのかなと。試合が始まってすぐにペナルティを犯してしまうのは。(後半の入りに奪われたトライも良くなかった)悪い流れになりかけた。ただ、感覚的には「攻めればゲインできるな」というのが前半からあったので、そこまで焦らずに済んだのだと思います。(アタックでは何が良くなっているのか)サントリー戦から、横に回すというよりもダイレクトに走っていこうという意識が高まりつつある。そこで個々の強みが出始めている。あとはリザーブに経験のある選手が多いので、前半は試合をつくり、彼らが後半出ていってチームを勢いづかせるという形ができている。(ヤマハ戦に向けて)スクラムはあの状態だともっと押されてしまう。準備が必要ですね。

FL柳川大樹

(率直な気持ちを)嬉しいですね。(一時は8−20まで差が開いた)そこは自分たちのミスから相手につけこまれたので。(逆に言えばやられたわけではない)そうですね。だから雰囲気は悪くありませんでした。(ディフェンスは)いいですね。ゴール前ディフェンスはうちの持ち味みたいになってきているので。(FW、特にバックローは競争が激しくなってきている。刺激を受けている?)メンバー同士、競争心はあるので。(次はヤマハ戦)スクラムが強いイメージなのでそこ中心に。崩されたら勝てないと思うので、セットプレーをうまくやって、FWで勝ちにいきたい。

SH中村正寿

(後半をうまく締めた)締まったのか、締まってないのか。わかんないですけど、勝てたことはひとつの収穫だと思います。開幕戦からタフな試合が続いているにもかかわらず、失点が少ない。ディフェンスもアタックもそれなりにできているんじゃないかなと。気持ちを切らずというか、ディフェンスをこれからもっと上げていかなければいけない。
(入った直後、かなりテンポを意識したギリギリのパスも)テンポというか、相手の嫌がることを考えたプレー。味方も走れていたので。ただ、早くすることも遅くすることも両方考えていました。走っている選手がいれば、そこに投げるのが僕の仕事。FWが頼れる存在になっています。BKももう一歩二歩前に出たりエリアを獲ったりしていかないといけない。

WTB小松大祐

今日はFWの頑張りがものすごく大きくて、セットプレーでやられた部分はありましたけれど、他でカバーしてくれたので。感謝です。この数シーズンはやられてしまうとそのままの流れで負けてしまう試合が多かったんですけど、今日はリードされていても、勢いはリコーの方にあったように思えましたし、FWからかかる声が多かったので、その部分は成長したんじゃないかなと思います。
(大外のポジションから、FW含めチーム全体に声をかけるシーンをよく見かけた)あまりボールに絡めなかったのですが、声を出すことで相手に影響を与えることもできる。それが仕事だと思ってかけ続けました。
(アタックでも精度が上がっていた)ディフェンスからのいい流れをアタックに持ってこれているので、特にターンオーバーからのアタックはいい形になっている。ただ、セットプレーから、ここはアタックするのか、エリアを獲りにいくのか、はっきりしない時間が、特にゲームの最初の時間帯であった。そこをしっかりやれれば、あとは大丈夫。(次はヤマハ戦)相当タフな試合になる。FWにとってはチャレンジとなる試合だと思う。でも今日の頑張りを出せれば。BKもしっかりサポートできると思います。

FBピータース ダニエル

ディフェンスをしっかりやって、相手にミスが出たらトライできていた。(ディフェンスが安定している)今シーズンはラインスピードをより意識している。前に出ること。それは昨シーズンも目指していたもので、できるときにはラインスピードを上げようとしていたんだけど波があった。今はみんなで一緒に出ようという意識が統一されている。それでプレッシャーがかかって、ミスをさせてターンオーバー。一番アタックしやすいところでアタックできている。(サントリー戦でも、この試合でも相手のミスが多かった。それはプレッシャーがかかっているからか)そうだと思う。サントリー戦のような我慢ができれば、上位チームとも戦えると思います。

PAGE TOP