BlackRams NEWS

レポート

2013-2014 トップリーグ ワイルドカードトーナメント1回戦 対トヨタ自動車ヴェルブリッツ

貫き通したリコーのラグビーで挑むトーナメント

 意地の2連勝で出場権を獲得したワイルドカードトーナメント1回戦の相手は、グループA6位のトヨタ自動車。接点で激しくファイトし、クリーンボールを出して効果的なアタックを繰り返そうとするリコーにとって、トップクラスのフィジカルのトヨタ自動車のフォワードとどこまでやり合えるかが鍵となる一戦となる。もちろんセットプレーでもここ2試合のクオリティを維持することも前提だ。2ndステージ最終盤でようやくつかんだ手応えを、より実感のあるものにしてシーズンを終えるためには絶対に勝たねばならない。


photo

 トヨタ自動車のキックオフで試合が始まる。白のセカンドジャージを着たリコーは自陣からボールを回し攻める。CTBタマティ エリソンが短いキックでライン裏に転がすなどスキルを見せてブレイクを狙っていく。蹴り込まれたキックを処理しSO河野好光が敵陣深くにキックを蹴り込むとよく弾んで22mラインの内側へ。トヨタ自動車はこの処理に手間取りつつもキックをタッチに出す。

 ハーフウェイライン付近のラインアウトからリコーが展開。FB星野将利がライン裏へキック。グラウンドで弾んでタッチを割りトヨタ自動車陣内のラインアウトに。

 これをキープしたトヨタ自動車はキックを蹴り込む。リコーはキャッチしたWTB長谷川元氣が仕掛けディフェンスラインに斬り込む。フェイズを重ねようとするが激しく絡まれノットリリースザボール。ほぼ正面、10mラインを越えたあたりからトヨタ自動車が40m弱のペナルティゴールを決めて0−3。

 直後リコーは左サイドハーフウェイライン付近のラインアウトから展開、右中間を突く。突進を繰り返すとトヨタ自動車がノットロールアウェイ。7分、正面やや右約45mの位置からペナルティゴールを狙うがこれははずれた。

 9分、リコーは自陣深い位置で相手のゴロキックをこぼしノックオン。トヨタ自動車が22mライン付近でスクラムを得る。ここはコラプシングを誘い危機を脱する。

 リコーはペナルティキックを蹴り前進。ラインアウトから再びキックを蹴り込む。これが22mラインを越えトヨタ自動車がフェアキャッチ。

 フリーキックをタッチに出すがSH山本昌太がキャッチしてクイックスローで継続。自陣よりNO.8マイケル ブロードハーストが仕掛け、ハーフウェイライン付近でクラッシュする。すかさずサポートが入り右へ。しかしノックオンでトヨタ自動車のスクラムに。

 ハーフウェイライン付近のスクラムから、ボールを回しトヨタ自動車が勢いのあるアタック。22mライン付近までゲインする。しかしこぼれたボールをHO滝澤佳之がセーブしてターンオーバー。バックスでボールを回し、FB星野がタッチキックを蹴るがこれがダイレクトタッチになりトヨタ自動車のゴール前ラインアウトというピンチに。ここはトヨタ自動車がミス。こぼれたところにリコーディフェンスが押し寄せてノットリリースザボール。互いにミスが出る中、我慢比べが続く。

 リコーはタッチを狙ってペナルティキックを蹴るがこれがノータッチ。トヨタ自動車は自陣よりカウンターを仕掛け一気にリコー陣内にボールを戻す。リコーは流れを奪い返すチャンスを逸した。

 17分、リコーは自陣スクラムからCTBエリソンがキックを蹴り込み、それに反応したバックスがチェイス。敵陣10mライン付近のブレイクダウンで勝ち、素早くボールを出し近場を攻める。するとディフェンスするトヨタ自動車がオーバーザトップ。正面やや右30m弱の位置からペナルティゴールに成功し3−3。リコーが追いつく。

 19分、キックオフボールをキャッチし自陣からリコーが攻める。ラックからNO.8ブロードハーストがダイビングパスをつなぎバックスが右サイドを突く。しかし捕まりノットリリースザボール。ブレイクダウンでしつこく絡むトヨタ自動車ディフェンスの前では、わずかなサポートの遅れがチャンスをつぶす。

 トヨタ自動車がペナルティキックでゴール前に前進する。再びピンチを迎えたリコーだったが、ラインアウトでノットストレート。リコーのスクラムとなる。さらにSO河野がうまくコントロールしたタッチキックでエリアを挽回する。

 しかしすぐ後、リコーは相手の上げたハイパントからのブレイクダウンでオーバーザトップ。再びペナルティキックでゴール前に攻め込まれた。

photo

 23分、左サイド22mライン内側のラインアウトからトヨタ自動車が展開。フォワードが左中間を縦に突く。リコーがこの対応に意識を向けるのを見て右に長いパス。大外を破って14番が右隅にトライを決める。コンバージョンも成功し3−10。ピンチをしのいできたリコーだったがついにトライを許す。

 さらに再開のキックオフボールをキャッチしたトヨタ自動車は中央を抜けて一気にリコー陣内へ。リコーは自陣でディフェンスに集中する。

 10mライン付近のトヨタ自動車スクラムから再開すると、中央でFL武者大輔がファイトしノットリリースザボールを獲る。リコーはペナルティキックで敵陣侵入。しかしラインアウトでのミス、またトヨタ自動車の前に出るディフェンスに遭いアタックにつなげられなかった。

 再び自陣侵入を許すと33分、連続攻撃の後、左サイドをバックスに破られトライを喫する。コンバージョンははずれたが3−15。

 さらに直後の36分、リコーはキックオフボールの蹴り返しを確保すると敵陣10mライン付近でアタックを仕掛ける。テンポを上げると守るトヨタ自動車にペナルティ。アドバンテージを得たがアタックを続行する。

 フェイズを重ねじりじりと前進。しかし、アドバンテージが解消されたところでボールを奪われる。右中間突破したトヨタ自動車は独走。中央にトライを決める。コンバージョンも成功し3−22。

 40分、リコーは右中間ハーフウェイライン付近のスクラムから大きく展開し、WTB長谷川が左サイドをえぐる。22mライン付近まで前進しポイントをつくるとフェイズを重ねボールを右に運ぶ。

 今度は右中間のギャップを突き、WTB渡邊昌紀が突破。中央ゴール前で捕まるがすぐ立ち上がり継続。直後にサポートを入れボールをキープしたリコーは、右に振ってタッチライン際を走ったFL柳川大樹につなぎ隅にトライ。難しいコンバージョンもSO河野が成功。10−22と点差を詰めて前半を終えた。


ピックアップ