BlackRams NEWS

レポート

2013-2014 トップリーグ 2ndステージ第5節 対 九州電力キューデンヴォルテクス

逆転負けの悔しさ、晴らすべく福岡へ

 昨シーズンの九州電力キューデンヴォルテクス戦は、本当に悔しい試合だった。4連勝で前半戦を終えたものの、ウインドウマンス明けの試合に敗戦。こんなはずでは―― 違和感を感じながら臨んだ九州電力との試合で、リコーは試合終了直前のトライとゴールで1点差の逆転負けを喫した。わずかな歯車の狂いが結果を一変させてしまう。勝負の厳しさを知らされる印象深い敗戦だった。

 もちろん選手はそのことを忘れてはいない。1年を経て、敗戦を糧にリベンジを果たすという思いを抱き、今シーズン2度目となる福岡・レベルファイブスタジアムに乗り込んだ。


photo

 九州電力のキックオフで試合が始まる。このボールの争奪でジャンプした選手が地面に降りる前にタックルが入ってしまいリコーに反則。九州電力はペナルティキックでいきなりゴール前ラインアウトのチャンスをつくる。

 左サイドから展開し、中央を12番が突進。ポイントをつくり展開、ボールを右へ運ぶと14番が大外を破っていきなりトライを決める。コンバージョンは外れたが0−5と先制する。

 リコーは直後に敵陣に侵入。ブレイクダウンで互いに激しくぶつかりあい、ターンオーバーが繰り返される。

 7分、リコーは自陣からのタッチキックで九州電力陣内のラインアウトに。九州電力がラインアウトをキープし、ハイパントを上げるとこれが弾んでリコーに入る。ハーフウェイライン付近にラックをつくると、SH山本昌太が思いきりよく仕掛け中央のラックサイドを突破。一気にゲインする。

 22mライン付近で右に出し、NO.8コリン ボーク、CTBリキ フルーティとつなぎ、CTB小松大祐が右中間インゴールに達しトライ。この日プレースキッカーを務めたCTBフルーティがコンバージョン成功。リコーが7−5と逆転する。

 すぐ後、キックオフボールを確保したリコーはNO.8ボークが縦に突進。さらにCTB小松も前に出る。左中間のラックからボールを下げ右に展開。自陣でパスを回すと九州電力の激しいプレッシャーを受けノックオン。自陣22mライン上での相手ボールのスクラムとなる。

 九州電力は展開して攻撃。リコーはランナーをタッチラインの外側に押し出しボールを奪い返したが、ラインアウトからハイパントを上げると、九州電力が十分な体勢でキャッチ。左サイドからアタックに転じ、パスを回し右サイドを攻める。深めのラインからスピードに乗って仕掛けた11番に、リコーがタックルミス。突破を許すと12分、11番をフォローした12番が右中間にトライを決めた。コンバージョンも成功し7−12。九州電力が5分でリードを奪い返した。

 リコーはすぐ後の16分、右サイドのラインアウトから中央を攻めると九州電力にノットロールアウェイ。ほぼ正面40m弱の位置からペナルティゴールを狙うがこれは不成功。

photo

 リコーはさらに敵陣スクラムで押し勝って反則を奪うと速攻。ノット10mバックも獲って22mライン付近まで攻め込んだが、ラックからボールを出そうとしてノックオン。さらにスクラムでコラプシング。ペナルティキックを蹴られ自陣に押し込まれた。チャンスをミスで逸しスコアできず。

 ライン裏へのゴロキックを多用して前進を図る九州電力はギャップを突き、徐々にゲインしてリコー陣内へ。22mラインの内側でリコーは激しくディフェンスしラックでの反則を誘う。

 しかし、蹴り込んだペナルティキックをキャッチした九州電力はボールを展開。スピードに乗って攻め上がる。対応の遅れたリコーは受けに回り前進を許す。九州電力は一気にリコー陣内へ。

 ところがリコーは22mラインの内側でこぼれたボールをターンオーバー。SO徳永亮がギャップに仕掛け突破。ライン裏へ抜け出しハーフウェイライン付近まで前進。右をサポートしたWTB長谷川元氣にボールが渡ると加速。26分、ディフェンスを振り切って右中間にトライ(コンバージョン不成功)を決めた。リコーは1チャンスを生かし12−12として追いついた。

 直後攻め込んだリコーだったが反則を繰り返し九州電力がリコー陣内に侵入。右サイドのラインアウトをキープし大きく展開、左サイドを攻める。すると30分、スピードに乗ったバックスがタッチライン間際を突破。リコー陣内になだれ込むとそのままインゴールに達し11番がトライ。コンバージョンも成功し12−19。

 前半ラスト10分はリコーが九州電力陣内にボールを持ち込むもハンドリングミスが相次ぎフェイズを重ねることができない。結局、九州電力が主導権を握りったまま前半は終了する。


ピックアップ