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レポート

2012-2013 トップリーグ 第3節 対 サントリーサンゴリアス

3シーズン、挑み続け自信をつかんできた壁

 トップリーグ第3節、リコーは昨シーズンのトップリーグと日本選手権をともに制したチャンピオンチーム・サントリーサンゴリアスと対戦した。リコーはこれまで、トップリーグ復帰以降このカードで勝利こそ挙げていないが、何かをつかむ起点のゲームがサントリー戦だ。

 09-10シーズンは先制し、前半を1点差で折り返すと後半もスコアで引き離されることなく食いついた(22対38)。
 10-11シーズンは初戦を落とした開幕2戦目で対戦。後半12分まで20対7とリードし、終盤逆転を許すもホーン後にフォワードがサントリーをゴールポストに釘付けにする猛攻をみせた(20対26)。「サントリーと、これだけ出来た」「やれるぞ」と、自信をつけたリコーは、その後浮上した。

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 後半2トライを挙げ2点差に詰め寄った(24対26)昨シーズンの対戦は記憶に新しい。試合後の山品博嗣監督の「リコーにとって『ターニングポイントだった』という試合になる」との言葉の通り、その後7試合を4勝1分2敗で闘い抜き、日本選手権出場まであと一歩のところまで迫った。

 開幕から2戦続けて自分たちのラグビーが出来ず、苦しい立上がりとなっているリコー。チャンピオンと大胆に闘い、何かをつかめるか。今年もサントリー戦は重要な意味を持つ試合になった。


 今季加入しトップリーグ初出場のCTBリキ フルーティーのキックで試合開始。直後、リコーが躍動感あふれるアタックでサントリーゴールに怒涛の攻撃を仕掛ける。両サイドに展開しフェイズを重ね、オフサイドを誘う。FLカウヘンガ桜エモシが突入。インゴールに迫ったが、惜しくもターンオーバーされサントリーボールに。

 サントリーはキックを蹴り込み、さらに蹴り返しをキャッチしてアタック。さらにハーフウェイライン付近でリコーが反則すると速攻を仕掛け、リコー陣内に深く攻め込んだ。リコーはボールをなんとか奪い返しタッチに蹴り出す。ここまで約4分、互いにプレーを止めず、攻守の素早い切り替えに対応するスピーディなラグビーを見せる。

 左サイド、22mライン手前の位置のラインアウトからサントリーがアタック。中央付近でパスを回しゲインするとリコーにオフサイド。リコーは素早く下がりアタックに備えたが5分、クイックタップからの再アタックで、左中間に15番がトライ。コンバージョンは外れたがサントリーが先制する。

 直後、リコーはほぼ中央のスクラムで反則を誘いフリーキックを得る。FLカウヘンガが縦に猛烈な突進を仕掛けるが、ラックでボールを奪われ、さらにディフェンスでハイタックルの反則。ペナルティキックで自陣侵入を許し、再びディフェンスに回る。一度パスをインターセプトするが、風下のインゴールからのキックは伸びず、ピンチが続く。

 サントリーはラインアウトからワイドにアタック。16分、ゴール正面の位置でリコーがオフサイドを犯すとショットを選択。ペナルティゴールで3点を追加し、0対8とした。

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 リコーはここからキックを蹴っていくが、うまく処理されエリアが獲れずチャンスにつなげられない。自陣でのプレーが続いた。だがゴール前のディフェンスでは集中力を見せ、身体を張ってよく守る。31分、負傷したPR柴田和宏に代わり高橋英明がピッチへ。

 直後32分、リコーは自陣ゴール前でハイタックルの反則。サントリーはペナルティキックをタッチに蹴り出し、ラインアウトに。これをキープすると、ラックをつくりサイドを突き、10番が左中間にトライ。コンバージョンも成功させ0対15とした。

 リコーは前半終了間際、敵陣でマイボールスクラムのチャンスをつかむと、サントリーにヘッドアップの反則。39分、SO津田翔太が正面やや右、20mの位置からゴールを狙う。静まり返った秩父宮ラグビー場。多くのリコーファンが固唾を呑んで見守った。が、無情にも僅かにポストの外側をボールが通過した。


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