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レポート

2011-2012 トップリーグ 第7節 対 近鉄ライナーズ

予想通り、タイトになった前半

「勝者が上位争いに参戦する権利を得るゲーム」

 トップリーグ第7節近鉄ライナーズ戦を、山品博嗣監督はそう位置づけて準備をした。春のオープン戦、プレシーズンマッチでは勝っている相手との対戦となった。

「相手は代表組が抜けていましたしね。タイトなスコアになるだろう」。山品博嗣監督は近鉄戦の予想をこう述べ、昨シーズンの開幕戦(14対30)のリベンジを誓って臨んだ。


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 13時、京都市・西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場に試合開始のホイッスルが吹かれ、近鉄のキックオフで試合が始まる。天気は晴れ。風も弱く寒さもそこまで感じない好コンディションだ。

 序盤、リコーが敵陣のディフェンスでオフサイド、ラインアウトでのバージングとペナルティを2つ続けると、近鉄がタッチキックを蹴りリコー陣内に侵入、攻勢をかける。

 リコーは自陣でのプレーとなったが、的確なタックルを続けターンオーバーを狙い冷静に守る。相手のパスミスでボールを得て、CTBマア・ノヌー、SO河野好光らのキックでエリアを取り戻した。

 その後、ラインアウトのキープに成功した近鉄は、自陣からボールを回しアタック。再びリコー陣内へ。リコーはまたディフェンスの局面を迎える。22mライン付近の密集でボールを奪いタッチに蹴り出したが、近鉄はラインアウトから、モールで左サイドを前進する。リコーも押しとどめにかかるが、完全には止められず、ゴールラインが迫る。だがここで近鉄にオブストラクション。LOカウヘンガ・桜エモシが素早くリスタート。相手をなぎ倒し、自陣ゴール前から左中間をゲイン、CTBノヌー、WTBロイ・キニキニラウとつなぎ、左サイドを一気に近鉄陣内22mライン手前まで突き進んだ。

 しかしここは惜しくも近鉄ボールのスクラムに。近鉄は再び自陣からボールを回しアタック。これを前に出て止めにいったリコーにオフサイド。またペナルティキックで自陣へ。ラインアウトから、再びリコーのゴールに近鉄が迫ったが、リコーは相手のオフザゲートの反則に救われる。リコーはディフェンスからのアタックで安定感と切れ味を見せるも、ペナルティで主導権を相手に渡す展開が続いた。

 この流れを断ち切るトライがリコーに生まれた。14分、右サイドにタッチキックを蹴り、ラインアウトから、ショートサイドをWTBキニキニラウらに続けて突かせ前進。右サイド22mライン手前でスクラムを得ると、自らボールを持ち出したSH池田渉が、またもスクラムとタッチラインの間のショートサイドを素早く抜け、一気にインゴールに到達しトライ。17分、池田のベテランらしい観察眼で奪ったトライでリコーが先制。コンバージョンもSO河野が決め7対0とした。

 山品監督の「タイトなスコアになる」との予想通り近鉄も決めてくる。
 リコーは自陣での近鉄ラインアウトからのアタックを浴びるも、こぼれ球に反応したFL覺來弦が果敢なセービングを見せボールを確保。自陣からつなぐ。近鉄にホールディングのペナルティが出ると、リスタートからCTBノヌー、LOカウヘンガらが左中間を力強く前進。ノヌーは敵陣深く右サイドに向かってボールを蹴り込むと、近鉄の蹴り返しがタッチを割り、リコーは近鉄陣内に侵入した。

 右サイド15m付近のラインアウトからリコーは大きく展開、CTB山藤史也が左サイドを鋭く突く。ここから戻し、SH池田が中央ハーフウェイライン付近からディフェンスラインの裏へパントキック。これをキャッチした11番が、カウンターアタックを仕掛け、ハーフウェイライン付近までゲイン。ラックから9番が持ち出し突破。4番、6番とつなぎ左中間にトライ。コンバージョンも決まり7対7。

 すぐさま取り返す近鉄に、接戦のムードが漂った。


小松とカウヘンガのビッグゲインで得点重ねる

 試合再開。キックオフボールの蹴り返しをキャッチしたWTB小松大祐がカウンターアタック。ディフェンスラインに突入しサポートしたSO河野、WTBキニキニラウとつなぎ右サイドを突く。ここで、ディフェンスに回った近鉄にオフサイド。タッチキックを蹴り、22mラインの内側のラインアウトを得るが、オブストラクションでチャンスを逸する。近鉄がその直後にタッチキック後のラインアウトでノックオン。右サイドハーフウェイライン付近で、リコーはスクラムを得る。

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 27分、リコーが左のオープンサイドへ展開、CTBノヌーからのフラットかつ安定した軌道のパスに、吸いつけられるように走り込みキャッチしたWTB小松が大外を走りゲイン。22mライン付近まで進み、サポートにFL川上力也がつき、密集でボールを奪い合う。ここで近鉄にノックオン。中央やや左、22mライン手前でリコーのスクラムとなるが、近鉄9番がオフサイド。29分、リコーはペナルティゴールを狙うとSO河野が成功。10対7とした。

 31分には、SH池田のハイパントに反応したCTBノヌーの飛び出しにオフサイドの判定。中央やや右、ハーフウェイライン付近から近鉄もゴールを狙うが、これは外れた。再開のドロップアウトから蹴り合いとなり、FB小吹祐介が右サイド深くに続けてキックを蹴り込んでいくと、近鉄も蹴り返す。

 リコーは最後列に下がっていたLOカウヘンガにボールを渡し、自陣からカウンターアタック。相手ディフェンスをジャンプしてかわすなど、器用さも見せながら前進。一気に近鉄陣内中央22mラインまで進む。サポートしたCTBノヌー、HO滝澤佳之と横につなぎ左サイドを突く。ポイントをつくるとSH池田がボールを内に戻しSO河野へ。

 34分、河野は自ら仕掛け、見事ギャップを抜ける。中央から右中間に向けて走り、インゴールに達しトライ。コンバージョンも自ら決めて17対7。リコーはリードを広げていく。前半最終盤は近鉄のカウンターアタックをしのぎ、逆にCTBノヌーと山藤のコンビネーションなどでチャンスをつくったが得点は生まれずハーフタイムへ。


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