BlackRams NEWS

レポート

2011-2012 春季オープン戦 対 NECグリーンロケッツ

春シーズンの締めくくり

 近鉄、横河電機、コカ・コーラウエストを相手に2勝1敗。7人制の「セブンズフェスティバル2011」ではコンソレーション優勝という好結果も残し、日々のトレーニングでチームの基盤を着実に築く一方で、ゲームを通じた経験も積み上げてきたリコーブラックラムズ(リコーラグビー部)。7月1日(金)に行われた4試合目となる春のオープン戦、NECグリーンロケッツ戦で、春シーズンは締めくくりとなる。昨シーズン、オープン戦ではリコーが勝利。しかし公式戦では、リーグ戦、ワイルドカードトーナメントともにNECが勝利し、リーグでは1つ上の6位という順位、そして日本選手権への出場権を手にした。今シーズン、さらに上のステージを目指すリコーのメンバーにとっては必ず乗り越えなければいけない相手といえる。

「(前戦の)コカ・コーラウエスト戦では規律に対する意識が高かった。一方でファイトする意識が少し足りなかった。そのあたりが改善できれば」(山品博嗣監督)。春を締めくくるゲームのフォーカスポイントのひとつは、闘志をどれだけ見せられるかがあったようだ。


4トライで前半リード

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 正午過ぎまで照りつけていた日差しが弱まり、コンディションが改善した東京・世田谷のリコー総合グラウンド。15時、リコーのCTB金澤良のキックで試合が始まった。最初に攻勢をかけたのはリコー。キックオフボールの蹴り返しをキャッチし、自陣からボールを回しアタックを仕掛ける。NEC陣内に攻め込み、左サイド22mライン付近でラインアウトを得ると、これをキープしモールで押す。ゴールに迫るがここは惜しくもペナルティ。

 NECはペナルティキックをタッチに蹴り出し、ラインアウトから自陣右中間でやはりモールをつくって押す。リコーは自陣への侵入を許したが、密集でボールを奪い返したところでNECに反則。ハーフウェイライン付近でスクラムを得る。ここでNECに再び反則。リコーは右サイドにタッチキックを蹴り、22mライン付近のラインアウトのチャンスをつかむ。

 これをキープし中央を突く。素早いパス回しでディフェンスラインを崩すと6分、SO河野好光からのパスを受けたWTBロイ・キニキニラウがギャップを突破。相手選手を引きずりながらインゴールエリアに達し、ポスト右にトライ。コンバージョンもSO河野が成功させて7対0。リコーが先制する。

 試合再開のキックオフボールは左サイドに飛ぶ。リコーはこれをキャッチし右サイドにキックを蹴るが、強い横風を受けダイレクトでタッチを割る。リコー陣内22mラインそばまで戻してのラインアウトから、NECはボールを回しサイドを突くがノックオン。リコーボールのスクラムに。

 スクラムが回転しリコーにペナルティ。ボールはNECに渡る。ここで再びスクラムを選んだNECは、右サイドからボールを回し、逆サイドを突くと12分、10番がギャップを抜けて中央に切れ込んでトライ。コンバージョンも成功し7対7に追いつく。

 試合が再開すると、NECのスローフォワードで得た自陣10mライン付近のスクラムから、リコーはボールを回しバックスがアタック。CTB山藤史也、WTBキニキニラウが力強い当たりを見せ、SO河野が俊敏にスペースを突き、相手ディフェンスをかき回していく。アタックを繰り返す中、パスを受けたPR柴田和宏が密集を抜け出し、敵陣10mライン付近から独走。19分、22mラインを越えたあたりで左をフォローしていたCTB金澤にパスし中央にトライ。コンバージョンも決まり14対7とする。

 シーソーゲームは続く。キックオフから攻め込んだNECはリコー陣内でボールをキープ、ディフェンスが続くリコーは粘り強く守っていたが、右サイド22mライン付近のスクラムからNECが展開。22分、逆サイドまでボールを回すと左サイドを14番が突破。回り込んで中央にトライを決める。コンバージョンも決まり14対14とする。

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 リコーも反撃を見せる。キックオフボールを獲得したリコーは、WTBキニキニラウが中央を突破。ゴール前までゲインするがつかまりノックオン。しかしNECがスクラムからボールを出そうとしたところで激しくタックル。ノックオンを誘い、ボールを奪い返す。

 敵陣右サイド22mライン付近のスクラムからNO.8ハビリがブラインドサイドを突くと、ゴール前でつかまるがボールをキープし攻撃を継続。中央をWTBキニキニラウが突進、さらに続け左サイド22mライン付近にラックをつくるとSO河野がゴール左隅に向かってグラバーキック。これに反応したWTB横山健一が鋭く飛び出し28分、インゴールエリアでボールを押さえてトライ。コンバージョンは外れたが、19対14と再びリードする。

 さらに34分、リコーは右サイドハーフウェイライン付近のラインアウトから展開し、逆サイドまでボールを回すと、NEC陣内10mライン付近の密集からWTBキニキニラウが抜け出し独走。ゴール左隅にトライを決める。コンバージョンは外れたが連続トライで5点を追加。24対14とリードを広げた。

 前半終了間際、自陣ゴール前の攻防を相手ペナルティでしのいだリコーだったが、タッチキック後のラインアウトでペナルティ。NECはリスタートしてアタックを再開。しかし、今度はノックオンでリコーボールになるが、スクラムでリコーはペナルティ。スクラムを選択したNECは右中間10mライン付近からボールを展開。左サイドをスピードに乗った13番が抜け、回りこんで中央にトライする。コンバージョンも決まり24対21。

 ペナルティを重ね相手にチャンスを与えるかたちでトライを奪われたが、リコーはリードを保ち試合を折り返した。


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