BlackRams NEWS

レポート

2011-2012 春季オープン戦 対 近鉄ライナーズ

新体制スタートの試合は、伝統の定期戦

 2011-12シーズン、山品博嗣新監督が就任して最初のオープン戦は、今回で36回目を迎える近鉄ライナーズとの定期戦。トップリーグ7位、チーム過去最高の結果を残したリコーブラックラムズ。さらなる飛躍を目指す今シーズンの初戦は、現時点として出せるものを出しきった、上々の滑り出しといえるゲームとなった。


photo

 13時、雨の東京・世田谷のリコー総合グラウンドに試合開始のホイッスルが鳴る。近鉄10番のキックが左サイドに飛び、試合が始まった。

 リコーはSO河野好光のキックで近鉄陣内左サイドに攻め込む。22mライン付近からのラインアウトをキープした近鉄はモールで押すが、リコーのフォワードも力強く押し返し、前進を阻む。押し込まれた近鉄はボールを展開する。

 ボールを回し、逆サイドからパントキック。リコーはリコー陣内22mライン手前まで飛んだボールをキャッチミス。ノックオンで近鉄ボールのスクラムとなる。そのスクラムが崩れリコーに反則。近鉄は左サイドタッチライン外へボールを蹴り出し、ゴール前でラインアウトを得る。これをキープした近鉄は左中間22mラインを過ぎたあたりにモールをつくるが、崩れてラックとなる。果敢にファイトしにいったリコーがラックに人数をかけ気味になったところで、近鉄は右へ展開。4分、右サイドにできたギャップを15番に抜かれ、右隅にトライを許す。コンバージョンは左にそれたが5点のリードを近鉄に許す。


フォワードが好調。前半3つのモールトライ

 リコーは、反撃を見せる。近鉄陣内のスクラムで近鉄が反則。SO河野がボールを右サイドタッチライン外へ蹴り出し、ゴール前ラインアウトのチャンスをつかむ。キープし、右中間をモールで押す。そのオープンサイドをNO.8マイケル・ブロードハーストが突き突破を図るが、惜しくもノックオン。近鉄ボールのスクラムとなるが、ボールを奪い返すと、右中間をモールでゆっくりと前進する。10分、ゴールラインに迫り、最後はLOカウヘンガ桜エモシがグラウンディングしてトライ。コンバージョンも河野が決めて7対5と逆転に成功する。

 次の得点もリコーに入る。近鉄陣内深くまで攻め込むと、近鉄がインゴールエリアからタッチキックを狙う。これがタッチを割らず、WTB長谷川元氣がキャッチ。左サイドタッチライン際から真っ直ぐに走りアタックをかける。

 22mライン付近で倒されたが、すぐサポートが入りリコーはボールをキープ。ラックのボールをSH神尾卓志がショートサイドのCTB小松大祐に出すと、小松はタッチライン際のスペースを走りゴールに迫る。これを止めにいった近鉄の選手がノットロールアウェイの反則。

photo

 リコーはペナルティキックを左サイドのタッチライン外に出し、ラインアウトから攻撃。確実にキープしてモールで押す。そのままゴールラインを越え16分、LOカウヘンガがゴール左隅に再びトライ。雨が降りしきる中での難しい、角度のあるコンバージョンをSO河野が決め、14対5とリードを広げた。手応えを感じたのか、HO滝澤佳之を中心にフォワードのメンバーがハイタッチ。チームのリズムをあげていく。

 降りしきる雨の影響を受け、互いにハンドリングミスを出し一進一退となる。リコーは、30分に自陣スクラムからSO河野がパントを上げ、その落下地点のブレイクダウンに勝利しボールを奪取。近鉄陣内右中間10mライン付近からボールを回し、CTB小松が左中間22mライン手前でゴロキック、WTB長谷川が押さえに飛び出す好機をつくる。惜しくもトライにはならなかったが、バックスによる攻撃の形もつくった。

 前半終了間際の40分。リコー陣内10m付近で近鉄が反則。リコーはタッチキックを蹴り、右サイドのラインアウトから再びモールをつくり前進し、3つめのトライをまたもLOカウヘンガが決める。直前のプレーでSO河野が負傷し、替わって山藤史也が入りCTB、SOに金澤良が入っていたが、その金澤がコンバージョンに成功。21対5として試合を折り返した。


ピックアップ