BlackRams NEWS

レポート

2010-2011 トップリーグ 第2節 対 サントリーサンゴリアス戦

「気持ちを出していく姿勢」担ったバックスリー

 トップリーグ第2節・サントリーサンゴリアス戦、リコーブラックラムズ(リコーラグビ―部)のメンバー表で目を引いたのはバックローだ。加入後初出場のFL覺來 弦、金 栄釱、NO8川上力也という、闘志に溢れ、走力がストロングポイントの3選手の起用。気持ちを前面に出していく―― チームの意思を強く感じさせるものだった。


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 リコーラグビー部のキックで試合が始まる。最初のチャンスはサントリーに訪れる。リコー陣内左10mライン付近のスクラムでSH池田渉がチャージをかわしながらパントを上げると、落下地点にいた相手選手が、拾わずそのまま前方に蹴り出す。ボールは密集を抜けインゴールエリアへ向かって転がる。反応し追ってきたサントリーの選手をBKが捕まえに行くが倒しきれず、リコーがピンチを迎えたところでオフサイドの笛。

 タッチに出し、自陣左22m付近のラインアウトから今度はリコーが攻撃を仕掛ける。スローインを列最後尾でキャッチしたPR高橋英明がそのまま相手ディフェンスラインに突っ込んでいく。すかさずサポートが入りキープ。ラックから出たボールをSO河野好光が右サイドへと大きく蹴り出しサントリー陣内へと前進する。

 ここから互いにボールをタッチライン外へ出さずにしばらく蹴り合いが続く。リコーはSO河野、WTB小松大祐、FB横山伸一らによる冷静な処理が光った。

 7分、SO河野が右サイド22m付近にタッチに出す。ラインアウトでボールを奪い、展開。BKが左サイドに襲いかかる。サントリーも堅守を見せ、ラインブレイクは許さない。ボールを中央付近に戻すと、30m付近からSO河野がドロップゴールを狙うが惜しくも外れた。しかし、サントリーにオフサイドがあったとして、ペナルティキックでゲーム再開。左ゴールライン間際に蹴り出し、ラインアウトから中央付近めがけてアタック。すると密集でサントリーがノットロールアウェイの反則。リコーはキックを選び、8分、SO河野がこれに成功。3対0と先制した。

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 めまぐるしく攻守が入れ替わる展開が続くが、リコーはブレイクダウンとラインアウトでの優勢を活かし、チャンスをつくっていく。相手のノックオンにも助けられた。

 23分、サントリー陣内22m付近左のスクラムから出したボールをSO河野、WTB小松、FL金栄釱と回し中央付近を縦にアタック。ここで相手NO.8が故意の反則を犯し一時的退出の処分が下る。24分、SO河野がペナルティゴールを決め、6対0とリードを広げる。

 その後は、再びラインアウトでボールを奪うなどしてリコーが攻勢。WTB小松大祐が俊足とステップワークで左サイドを突破するなど、相手ゴールに迫っていく。

 しかし30分、サントリー陣内22m付近のラインアウトから生じたラックの後方で相手SHがハイパント。裏を取ったボールを飛び出したBKにつながれ、14番が右サイドをリコー陣内22mライン付近までゲイン。何とか止めるが、素早くラインを整えたサントリーは即座に展開。人数を余らせた状況で確実にボールを回し29分、左サイドを15番が抜けてトライ。コンバージョンも決まり、6対7と逆転した。

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 前半も終わりが近づいた38分、リコーは粘りを見せる。自陣から攻め上がろうとした相手のキックを、反応よく飛び出したPR高橋英明が10mライン付近でチャージ。後続選手がこぼれたボールに殺到、ラックができるとサントリーがノットリリースザボール。ここでリコーが素早くリスタート、中央22mライン付近から左サイドに展開、ボールを受けたCTBロイ・キニキニラウが相手を振り切り左隅にトライ。角度のあるコンバージョンもSO河野が決め、13対7と逆転に成功。リードを奪って前半を折り返す。



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