BlackRams NEWS

レポート

2010-2011 トップリーグ 第1節 対 近鉄ライナーズ戦

キックでエリアマネジメントに成功

 リコーブラックラムズ(リコーラグビー部)は、2010-2011ジャパンラグビートップリーグ(TL)の開幕を、30度を超える蒸し暑い大阪・長居スタジアムで迎えた。試合開始の17時を迎えても、ピッチは"蒸し風呂状態"だ。
 チームはこの暑さを前提に準備を整えてきていた。暑さ、そして初戦の相手・近鉄ライナーズの外国人選手らのパワフルな当たりにどう対応するか。時間帯と戦況、選手のコンディションを見ながら、キックを効率的に利用していかに試合をコントロールするかがカギとなるゲームになった。


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 試合は近鉄のキックで始まった。蹴り込まれたボールが22mエリアのFBスティーブン・ラーカムに渡ると、敵陣左サイドに蹴り返す。ボールは22mラインを越えたあたりで弾みタッチを割る。リコーラグビー部はいきなりのチャンスを迎える。さらに、ラインアウト後の密集で近鉄がオブストラクション。左約25mの位置からSO河野好光がペナルティゴールを狙ったが、惜しくも外れた。

 4分、右サイドのスクラムから出たボールをSO河野が、ほぼ正面約40mの位置からドロップゴールを狙うがこれも外れた。

 5分、再びFBラーカムのロングキックで敵陣深くまでゲインするが、近鉄がラインアウトを確実にキープし、キックで陣地を挽回する。ハーフウェイライン付近のラインアウトから展開し攻撃を仕掛ける。近鉄はリコー陣内になだれこむとリコーラグビー部がオフサイド。近鉄10番が左約30m付近からゴールを狙うが外れた。

 CTB金澤良のキックで試合が再開されると、最初のブレイクダウンでFL金栄釱が激しいタックル。こぼれたボールをリコーラグビー部が奪い去る。FBラーカム、WTB小松大祐へとつなぎ、左サイドをゲイン。相手につかまりながらも倒されずボールをキープする。さらにつなぎ、逆サイドへのキックでSO河野はラインブレイクを狙ったが、ここでリコーラグビー部にアドバンテージを見ていたレフェリーが試合を止める。近鉄にオフサイド。ほぼ正面25mからのペナルティゴールをSO河野が成功。10分、リコーラグビー部は3対0と先制する。

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 次のチャンスは近鉄に。リコーラグビー部の反則とキックで前進するとゴール前のラックからサイド攻撃を繰り返す。リコーラグビー部はディフェンスに徹する意識へと切り替えよく守る。すると近鉄が反則を犯しスクラムに。SO河野のキックで地域を挽回する。

 序盤はFBラーカムとSO河野のキックでエリア獲得には成功。FL金栄釱らの鋭く激しいタックルとFW選手による2人目、3人目の素早いサポートも見られ、ブレイクダウンも優勢だった。しかし、近鉄ディフェンスの集中力も高く、ゲインラインを突破する決定機をつくれない。

 20分、負傷したWTB小吹祐介に替わり横山伸一がピッチへ。直後、左サイド10mライン付近のラインアウトから近鉄が展開。タックルで倒しきれず、ボールがつながるうちに乱れたディフェンスラインを突破され、相手2番が右隅にトライ。コンバージョンは外れたが近鉄が3対5と逆転。

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 リコーラグビー部は、FBラーカム起点の攻撃でチャンスをつくっていく。ラーカムとCTBタマティ・エリソンの鮮やかなボール回し、WTB小松大祐、横山伸一の走力を活かし敵陣に斬り込んでいく。粘り強く攻めていくと25分、近鉄陣内の密集で近鉄がハンド。SO河野が右約25mの距離のペナルティゴールに成功。6対5と逆転する。直後の29分、自陣ゴール前での近鉄のアタックに選手が飛び出しオフサイド。ペナルティゴールを決められ6対8。


 31分にはリコーラグビー部も相手のピックアップでペナルティを得ると、ほぼ正面の位置からゴールに成功。9対8と再度逆転する。さらに攻め続けると、相手のダイレクトタッチを繰り返すミスでチャンスをつかむ。しかし攻めきれず。39分には正面ハーフウェイライン付近からSO河野がドロップゴールを狙ったが外れ、そのまま前半は終了。



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