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レポート

2010.7.30〜8.8 網走合宿総括レポート

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 新人としてリコーラグビー部の合宿に初参加したFB徳永亮は、この夏をチャンスと見なした。
「ケガのリハビリが長引いて、春シーズンは試合に出場できませんでした。試合中心の合宿と聞き、今年入ることの多いFBというポジションや、チームのフォーカスポイントを深く理解するチャンスだと思いました。
 グラウンド外でも、試合前日と試合当日の夜には試合にフォーカスしたミーティングが行われ、ひとつの試合について考える時間がたくさんあったので、理解を深める助けになりました。
 試合に出場した感想としては、TLの選手とは大学時代も対戦したことがあったので、そこまでの驚きはなかったのですが、やはり、ケガをする前の自分の動きと比べるとまだ物足りません。チームにフィットするためには、さらに調整が必要だと痛感しました」


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 出場する試合ごとに激しい当たりを見せ続けるCTB山藤史也は、チームファーストの意識をよりいっそう高めた。
「例えば、7日の13時と15時からの2試合、僕はどちらもメンバーに入っていました。どちらか1試合に集中できたほうがプレーしやすいのは当然です。かつての自分なら、多少は『その方がいいのにな』と思っていました。
 でも今は、『対応できると思われたから役割をまかされたんだ』と心から思える。その状況下でいかに良いパフォーマンスを見せるかに自然と集中できています。チームファーストというテーマは常に意識してきたけれど、そう思えるようになったのは、自分の中に根付いてきたからかな、とは思います」


新人選手たちの声

 リコーラグビー部に入部し初の合宿となった若手選手たちも、それぞれ充実感や今後に向けた課題を口にする。

「練習につぐ練習というのがこれまでの合宿のイメージだったけれど、イメージが変わりました。社会人になって始めたPRというポジションにも慣れてきました」(PR松本友介)

「試合に出られた時間の中で、全て出し切れたかと言うとそうではありませんでした。次のチャンスでは出し切れるよう努力したいです」(PR井上雄介)

「このチームのメンバーとして、TLのチームとの試合に初めて出場して、コンタクトでも、テクニックでも、改めてレベルの違いを体験しました。リコーのやりかたにも慣れてきました。先輩たちにも親切にしてもらっています」(HO野口真寛)

「試合に慣れることができました。チームの外国人選手との生活から、プロ意識を学ばせてもらいました」(HO川口顕義)

「シーズン入る間際の頑張りどきだと思って臨み、チャンスをもらえたら活かすことを考えていました。試合が多く、これまでのキャンプとは違う感覚でした」(LO大山大地)

「試合に集中できました。毎日のミーティングで浮上したテーマを試合で試せたし、TLのチームと闘う中で自信もつきました」(SO岩田 光)

「試合中心の合宿は初めて。リカバリーの仕方や試合に向けた準備などで、学ぶことが多かったです」(CTB小浜和己)

「春の途中にしたケガから復帰して迎えた合宿でしたが、チームが何をしようとしているかを知り、それに合わせていく日々でした。ブランクを埋める上でいい期間になりました。TLの当たりを体感できたのも大きかったです」(WTB長谷川元氣)


 それぞれの選手が、それぞれの思いを抱えながら過ごした夏合宿。一本背骨のように通っていると感じられたのが「チームファースト」の意識だ。

 チームを第一に想う気持ち、というテーマからは、組織に秩序や規律をつくりあげ、チーム全体に同方向を向かせる、という"大きな"目的をまず想像する。

 だが、そうした想いが高め続けられると、グラウンド上でのパフォーマンスと直接的に結びつきはじめ、ボールの置き方ひとつといった"細やかな"プレーにも変化が生まれはじめる。

「去年、ローデンHCは、選手それぞれがあと1%ずつレベルアップすれば、チームはもっと上に行けると話しました。チームファーストの意識は、そこを補う重要な意識だと思う」(NO.8川上力也)

 チームのために、で始まったリコーラグビー部の2010-11シーズン。その意識は深く選手の心に根付き、プレーのディテールを変えつつある。



(文 ・ HP運営担当)



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