BlackRams

インタビュー

日本代表 CTB金澤良選手、日本A代表 PR長江祐介選手、同FL金栄釱選手インタビュー

 今シーズン、リコーブラックラムズ(リコーラグビー部)から3名の選手がナショナルチームに選出されました。CTB金澤 良が日本代表に、PR長江有祐、FL金 栄釱が日本A代表に招集され、3選手とも試合に出場しました。ラガーマンなら誰もが目指す栄誉とともに、それぞれがつかんだものは何なのか? チームにどんな形で還元していこうと考えているのか? 梅雨明け直前、真夏を思わせる猛暑の中、練習にはげむ3選手に、その想いを聞きました。


■ 「次呼ばれたら、もう迷わない」(PR 長江 有祐)

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 長江は、「いやー、僕でいいのかなって。これまで代表経験がなかったし、海外で試合するというだけでも不安でしょうがなかったですね」と選出時の気持ちを話す。
「調子があまりよくなくて。パフォーマンスを発揮できるかどうかわからなかった。今は、リコーでトレーニングを積むべき時期ではないかと考え、辞退も検討したんです。でも、代表経験の豊富な渉さん(SH池田)に相談したら『今できる100%を見せてきたらいい。いろいろな人との出会いがあるし、貴重な経験になる』と言ってくれて」
 長江はその言葉に参加を決心したという。

 日本A代表の「スコットランド・スペイン遠征」(5月19日〜6月7日)で長江は、初戦のスコットランドリーグの強豪Currie RFC戦、次戦フル代表に近いスコットランド XV戦、そして最終戦の大型FW擁するスペインXV戦の3試合すべてに先発出場しチームを支えた。
「薫田真広監督からは、特にスクラムで頑張ってくれという言葉を頂きました。相手の高さに合わせず、低くいくように心がけましたね。あとは、『デカくて、速い』選手に対し、どうディフェンスするか。チームディフェンスを機能させるためのコミュニケーションの重要さは一層身に染みました。そういうテーマは、リコーでのラグビーでもやらなければいけないことですね」
photo  そして、遠征前とは代表への思いは一変した。
「次に呼ばれる機会があったら? 必ず行きます。同じポジションの選手と合宿を通じて考えを交換できたし、やっぱり得られるものはたくさんある」
 その長江に、代表チームで一番印象に残った選手を聞くと即座に挙がったのは、なんと金だった。「すごかった。目の色変わってました。この人が味方でよかったなって(笑)」




■ 「チームが同じ方向を向けるように、手助けしたい」(FL 金 栄釱)

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 金も全3試合に先発。FWリーダーとしてチームを引っ張り、第2戦のスコットランド XVとのゲームではチーム唯一の得点となるトライを決めるなど、チームの柱として活躍した。
「楽しかったですね。新しく集まったメンバーとゼロからチームをつくっていったのですが、目的意識も技術も高く、思い描いたラグビーがどんどん形になっていくのが心地よかった。既にベースのあるリコーラグビー部とは状況が違うのですが、リーダーとして意見をまとめる経験は、今後必ず活きてくると思います」
 痛感したのは、モチベーションの重要性だ。
「今回はスコットランドに勝とうというわかりやすいテーマがメンバーで共有されていた。ベクトルがしっかり同じ方向を向くと、チームはまとまるんだと改めて実感しました。クラブでは、どのチームも、レギュラーを確保したい、活躍したい、代表や世界でプレーしたい……など、選手の目標には幅があるもの。でも、それをチームの「勝利」に一本化できたとき、真の力が発揮されるんだと思います。まだ入ったばかりなので慣れることが最優先ですが、シーズンに向けてリコーラグビー部が同じ方向を向けるように、できることがあれば手助けしたいと思っています。
photo  今チームに感じていること? ベテランの選手がよく引っ張っているチームだと思う。一方で若い選手は遠慮しているようにも映ります。もう少し自分を出してもいいんじゃないのかな、とは思いますね」




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