BlackRams

インタビュー

リコーブラックラムズ(リコーラグビー部) トッド・ローデンヘッドコーチインタビュー

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6. 昨シーズンまでのやり方から今シーズン、変化を加えようとしていることがあれば教えてください。

 昨シーズンから学んだことに基づいて、私はチームにたくさんの変化を加えました。意図して、スケジュールのバランスを変えたり、練習では、細かいところにまで気を配ったメニューにより集中力の向上を図っています。
 また、選手たちに自己統制と責任感を向上させるプログラムを追加しました。さらに、私たちのチームの強みをより活かすため、リコーのプレースタイルを変更しました。


7. 今シーズンは春から多くの試合を組んでいます。主に何をチェックしますか?

 春から多くの試合を組んでいる理由は、期待以上に早く成長する選手が多いので、全ての選手の成長の程度を徹底的に試すためです。今シーズンは、ポジションが保証されている選手はいません。全員が、ポジション獲得のために闘わなければなりません。


8. 試合では、選手にどんなことを求めますか?

 新しく入団した選手には、リコー流のプレーや心の持ち方の理解度をチェックする予定です。私は、全ての選手に、練習で培ったテクニックや戦略の詳細を100%とまでは言いませんが、知って欲しいと思っています。


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9. 今季は3名がクラブのキャプテン、バイスになりました。選んだ理由とどんな期待をしているかをお聞かせ下さい。

 私が就任した時、ラグビー部にはリーダーが1名しかおらず、将来のリーダーを育成するためのプログラムもありませんでした。そこで私たちは、自己統制を軸に「リーダーシップ・デベロプメント・プログラム」を導入しました。最も優れたリーダーは、言葉でなく行動で示します。湯淺、高橋(英)と小吹が好例です。私は彼らを、違和感の無いローテーションにより、毎年それぞれが責任を共有する、優れたリーダーの育成を図っています。昨シーズン小吹は、たいへん困難な条件のなかで、田沼と湯淺のサポートを受け、見事にクラブキャプテンを務めました。今シーズンは、湯淺が高橋(英)と小吹のサポートを受けることになります。これは、リーダーシップ・デベロプメントのサイクルの1つです。


10. 今シーズンの最終目標をお教えください。また、社員とファンの皆さんにリコーブラックラムズが遂げるどんな「変化」を見て欲しいか一言お願いします。

 私たちのチームのレベルからすれば、毎年入替戦に出場するという流れを打破できるはずです。この流れを断ち切るためには、まさに精神的な壁を自ら乗り超えることが必要なのです。そのために、それぞれの選手が自信を持ち自主自立し、それをグラウンドの内外で行動として見せる様にならなくてはなりません。今シーズンは、オプションをもっと柔軟に使いこなす、もっと広がりのあるラグビーを観ていただけると思っています。


11. 最後に、今シーズンはどんなチャレンジを選手たちにさせようと考えていますか?

 今シーズン、私は選手たちに3つの課題を与えます。全て「規律を守ること」に関連しています。1つは、自己統制です。約2年前までリーダーシップ・デベロプメント・プログラムすら存在しなかったチームにとって、これは大変なチャレンジになります。もう1つは、トップリーグで4勝超の勝利を経験したことがなく、入替戦に出場するのが当たり前のようになっていた精神的な壁を打破することです。入替戦しか経験したことがないチームにとっては、これもまた大変なチャレンジになります。
 最後に、チームが立ち向かうのは、負けることへの慣れが、未来や考え方に悪影響を及ぼさせない、またプレッシャーのなかで悪癖(悪い習慣)に戻らないという点です。これは非常に大きな課題です。しかし、これを打破しなければ上位を狙うことはできませんし、本当の意味での強いチーム(企業スポーツチーム)にはならないと考えています。


(文 ・ HP運用担当)



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