BlackRams NEWS

レポート

2009-2010 トップリーグ 対 マツダブルーズーマーズ

 1月9日(土)のトップリーグ(TL)最終節から1ヵ月。リコーブラックラムズ(リコーラグビー部)は、トップキュウシュウA1位でトップチャレンジ1(昇格決定戦)に出場、3位となったマツダブルーズーマーズ(マツダ)との入替戦に臨んだ。

 チームは、1月20日(水)〜21日(木)に合宿、30日(土)に紅白戦を行ったほかは、これまでやってきたことの再確認と精度のアップに取り組んだ。TL終盤に多く出た故障者も戻ってきた。

「最後の試合だけど、来季に向けたチャレンジマッチととらえる」(チームキャプテン・SH池田渉)

 ただ勝つだけではなく、"TAFU"を存分に見せつけて勝たなければいけない試合である。


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 14:00、雪の混じる雨の中、CTB金澤良のキックで試合が始まる。寒さは厳しいが、スタンドの声援は両チームともにいつもに増して大きい。入替戦の空気が漂う。

 最初の得点のチャンスはマツダに。4分、リコーラグビー部は自陣22m付近のスクラムでオフサイド。マツダは右中間からゴールを狙ったがバーに当たり得点はならず。

 この後はリコーラグビー部の攻撃が続く。しかし、押し込みながらも反則や細かなハンドリングミス、昇格を目指すマツダの気迫あるディフェンスもあり、なかなか最初のトライが奪えない。

 だが、SO河野好光が状況を打開する。12分、22mエリア左中間のスクラムからボールをもらうと、ゴール真正面の位置でゴロキック、同時に前方へ鋭く加速。ディフェンスラインの裏に転がったボールを自ら押さえ、トライ。コンバージョンも決まり7対0とリコーラグビー部が先制。

 ペースをつかんだリコーラグビー部は、各選手が持ち味を発揮し始める。FWは強いプレッシャーで相手の自由なプレーを阻み、BKは鋭く飛び出し、相手ディフェンスラインのギャップを何度も突いていく。23分にはWTB横山健一が相手タックラーをジャンプしてかわし右サイドを駆け上がるとスタンドが沸いた。

 25分、相手8番が一時的退場処分を受けると直後のスクラムでリコーラグビー部は一気に押し込む。左中間22mライン付近からぐいぐい前進してインゴールエリアへ。出血したNO8ピーティー・フェレラに替わって出場していたロッキー・ハビリがトライ。コンバージョンは外れたが12対0とする。

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 33分には、同じ左中間のスクラムから今度はBKへ展開。SO河野、CTB金澤、WTB横山健と鋭く速いパスがつながり、横山健が右隅に飛び込んでトライ。コンバージョンも決まり19対0。さらにリードを広げた。

 36分にラインアウトモールからボールを持ち出したマツダ10番がライン裏にするりと抜け出し、サポートした2番にトライを許す。コンバージョンも決まって19対7とされたが、リードを保ち前半を折り返した。


 後半に入っても雪の混じった雨は止まない。しかし、リコーラグビー部は気迫溢れるプレーを見せ続けた。3分、右サイドのラインアウトからボールを展開しタイミングをみて、河野が逆サイドの横山健にパス。さらにその外側をフォローしていたHO滝澤佳之にパスがつながると右タッチライン際を走りゴール間際までゲイン。ラックからFL相亮太がグラウンディングに成功してトライ。コンバージョンも決まって26対7。

 9分には、自陣でPR長江有祐が相手のキックをチャージしてターンオーバー。つないだボールをSO河野が相手陣内に大きく蹴り込み一気にゲイン。さらにラインアウトのボールを奪うと河野はドロップゴールを狙っていく。惜しくも外れたが、悪コンディションの下でも持ち前の状況判断力をしっかり見せる。

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 リコーラグビー部は12分にモールを押してNO8ロッキー・ハビリがトライ、18分にはSO河野のグラウンド中央の鋭い突破をきっかけになだれ込みPR長江がトライを決め38対7。ここでFBスティーブン・ラーカムに替わり津田翔太、FL川上力也に替わり今季初出場となる相紘二。WTB星野将利に替わりロイ・キニキニラウとメンバーチェンジ。CTB小松大祐がWTBに回りキニキニラウはCTBに入った。フレッシュなメンバーを加えたリコーラグビー部は、相手陣内に攻め込みさらにプレッシャーをかけ続けた。LO田沼広之の大声をあげながらのチャージがミスキックを誘うとスタンドから歓声が上がる。

 25分、またもSO河野の突破からボールをつなぎ、CTBキニキニラウが右サイドを抜けると回り込んでゴール中央にトライ、コンバージョンも決まり45対7。

 だが34分、反則を繰り返し相手に自陣侵入を許すと、ゴール前のラインアウトから攻撃を仕掛けられマツダ3番にトライを奪われる。コンバージョンは外れたが45対12。

 グラウンドに「ディシプリン!(規律を!)」の声が響き、気持ちを入れ替えたリコーラグビー部は最終盤に再び攻撃を見せる。36分には左中間のスクラムを押し込んでトライ。39分には自陣10mライン付近で相手パスを奪ったNO8ロッキー・ハビリが独走、左にサポートしたCTBキニキニラウにパスが通り、左中間にトライを決めた。

 リコーラグビー部は59対12で勝利し、TLへの残留が決定した。




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