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レポート

2009-2010 トップリーグ 対 九州電力キューデンヴォルテクス

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 後半に入っても、リコーラグビー部のペースは続く。

 2分、相手陣内左サイドのラインアウトから攻撃。右サイドでできた密集からSH池田は、左に走り込んでいたCTB金澤へボールを出す。相手ディフェンスのギャップを突いて縦に抜けるとそのまま中央にトライ。コンバージョンも決まって34対14。

 試合は膠着状態が続くが、リコーラグビー部は多くの時間を相手陣内でプレーした。前の試合では、ハーフのテンポの良い球出しとスピードに乗って走り込むBK陣の連携に、何度もディフェンスラインを破られたが、この日は集中力を維持して膝下に入る的確なタックルで相手を止め続けていった。

 19分、FBラーカムのキックが敵陣右サイドへと転がると、WTB小吹祐介がこれを追いプレッシャーをかける。すると相手選手が処理を誤り、ゴール直前の位置でタッチに逃れる。リコーラグビー部はこのラインアウトで一度ボールを奪われたが、その場にできたモールでPR長江有祐がボールを奪い返し、右サイドから中央へ向かい一直線に駆け抜けてトライ。コンバージョンも成功して41対14。

 「テンポアップ!」の声を挙げ、さらに攻勢をかけようとするリコーラグビー部だったが、その後は惜しい局面をつくりながらも得点には至らない。九州電力の粘りによって思惑通りのスピーディな攻めができない状況が続いたが、ゲームキャプテン・SH池田渉は「我慢づよく! 我慢づよく!」とチームに声をかけ、最後まで集中力の維持を促した。

 後半40分のホーンが鳴りノーサイド。リコーラグビー部は5トライをあげて41対14で九州電力に快勝。今シーズン初となる4トライ以上によるボーナスポイント1を加えた勝ち点5を獲得した。


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 試合後、クラブキャプテンの小吹祐介は言った。
「ここ数試合、少しちぐはぐになっている部分があると感じていました。一人ひとりが別の方向を向いているというか……。頑張るにしても、目指す部分がちょっとずつぶれていたのかなと。ヘッドコーチから『TAFUやAttitudeという、リコーの原点に戻るべきだ』と話がありました。最近は、新チームの基礎をつくっている時期に比べると、意識することが減っていたんですが、それをもう一度考えようって。
 試合中に悪い流れになると、いろんな言葉が飛び交っていました。それぞれは正しいことなんですよ。でも、短い時間で流れを変えるためには、ひとつの言葉にまとめて、そこにみんなが集中する段階までもっていかないといけない。それを徹底しようと決めて今日は臨んだんですが、うまくいったと思います。負けている時間もあったけど、流れを変えることができた」

 シーズンを闘いながら進化していく――。トッド・ローデンHC(ヘッドコーチ)が春から掲げるプランが、結実している瞬間を目にしているのかもしれない。毎週続く厳しい闘いの中で、的確に課題を見据え、克服すべく選手たちは全力を尽くしている。

 前半7試合を終え3勝4敗。リコーラグビー部は13の勝ち点と、後半6試合、そしてその先の未来に生きるであろう大いなる経験を積み重ねた。この経験を力に変えて挑む次戦は1ヵ月後。11月29日(日曜日)14時から、近鉄花園ラグビー場での近鉄ライナーズ戦だ。



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当日のハーフタイムにおいて行われた「ファン・オブ・ザ・マッチ」抽選会でファンバナを大きく振って元気に応援してくださったファンの方々。




(文 ・ HP運営担当)



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