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レポート

2009-2010 トップリーグ 対 東芝ブレイブルーパス

 トップリーグ(TL)第5節・東芝ブレイブルーパスとのゲームを前に発表されたメンバー表の11番の欄に、WTB横山健一の名前があった。TL初先発である。

「サテライトリーグのNTTコミュニケーションズ戦(10月3日)が終わった後、すぐに先発だって言われました。自分としては、ボールをもらいたがり過ぎたなって反省する部分もあったので、ちょっとびっくりしました。指示? とにかく走れって。パスは考えなくていいって(笑)。そうもいかないけど」

 東芝戦の前日、横山健一は、自分の持ち味を表現してみろ、という指示を意気に感じているように映った。

「遠征に参加しないホワイトチームのメンバーの分も頑張りたい。やってやりますよ!」


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 東北の秋は深まっていた。リコーブラックラムズ(リコーラグビー部)が試合をする盛岡南公園球技場には、厚めの上着を羽織ったファンが目立つ。

 14時1分、東芝のキックで試合が始まる。開始1分にリコーラグビー部をアクシデントが襲う。右サイドに攻め上がった東芝のBKを止めに行ったFBスティーブン・ラーカムが、22mエリア内で倒れたまま立ち上がらない――。

 試合は続行されたが、直後にリコーラグビー部のプレーにオフサイドの判定。東芝がペナルティゴールを決めて3対0となった。しかし、キックの後もラーカムは起き上がれず、試合は数分中断する。担架も持ち込まれたが、結局ラーカムはスタッフに両肩を支えられてグラウンドの外へ。すると、ラーカムに代わってCTBジョエル・ウィルソンが入るアナウンス。リコーラグビー部は試合開始1分でメンバー交代を余儀なくされた。

 5分、リコーラグビー部が攻め込むと今度は東芝がオフサイド。左サイド22mライン付近からSO河野好光がペナルティゴールに成功、3対3の同点に。リコーラグビー部FWがスクラムで強さを見せ、押し勝ってチャンスをつくる。だが次の得点は東芝に。8分、リコーラグビー部のハーフウェイライン付近でのノックオンでこぼれたボールを奪った東芝が、一気にリコー陣内右サイドへとなだれ込み、最後はボールを得た11番が中央付近にトライ。コンバージョンも決まり、3対10となった。

 リコーラグビー部は、反撃を続ける。16分にはスクラムで相手反則を誘うと素早くリスタート。WTB横山健らがアタックをしかけるが、ミスが出て得点には至らない。しかし、21分にSO河野からのボールを得たCTBウィルソンがディフェンスラインに突入。ラックがつくられると東芝がオフサイド。リコーラグビー部は、ほぼ正面22mライン手前付近からペナルティゴールを狙って成功。6対10と点差を縮めた。

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 だが、前半の残り時間は東芝のものとなった。

 24分、22mエリア左サイドに侵入を許すと、リコーラグビー部にペナルティの反則。東芝はタッチキックで得たゴールライン間近のラインアウトから攻撃。その密集でLOホッティ・ロウが倒れ込みの反則を犯すと、東芝は再度タッチキックをしてラインアウトからの攻撃を仕掛ける。リプレーの様な流れの中でLOロウが再び倒れ込みを繰り返してしまった。イエローカード。ロウは10分間の一時的退出を課されグラウンド外へ。

 ここで東芝は絶妙のリスタートを見せ、抜け出した12番が中央付近にトライ。コンバージョンも決まって、6対17となる。リコーラグビー部は31分、36分と東芝の粘り強くミスを逃さない攻撃から生まれたディフェンスラインのギャップを突かれる形で2トライ(1ゴール)を許し、6対29で前半を終えた。



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