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レポート

2009-2010 トップリーグ 対 三洋電機ワイルドナイツ

 13時の開場を前に、NDソフトスタジアム山形には、楕円のボールを持った小中学生が集まっていた。今季唯一の山形県で行なわれるトップリーグ(TL)の試合を心待ちにしていたであろうラグビー少年たち。その笑顔が並ぶ正門前とは対照的に、会場内の選手たちには緊張感が漂う。

「13試合のうちの1試合。今は選手全員、目の前のゲームに集中していると思いますよ」(クラブキャプテン・WTB小吹祐介)

 しかし、日本選手権を二連覇する国内最強チームの一つ、三洋電機ワイルドナイツとの闘いに心が沸きたたない者など、いない。頭は冷静に、だが心は熱い――。


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 15:00、三洋電機がリコー陣内左サイドにボールを蹴り込み、試合が始まる。落下地点にできた密集でボールを取った三洋電機はすぐさまボールを展開、22mライン付近でアタックを仕掛けた。リコーラグビー部は相手を良く見てディフェンス。FBに入ったスティーブン・ラーカムのキックで最初の危機を回避し、冷静な立ち上がりを見せた。

 続く3分にも再び22mエリア内への侵入を許したが守り切り、リコーラグビー部が反撃。相手陣内右サイド10mライン付近のラインアウトから攻撃を仕掛ける。素早いサポートでボールを繋ぎ、じりじりとゲイン。そして6分、22mライン手前で三洋電機側にボールがこぼれ、タッチを試みたところをチャージする。左中間インゴールエリアに大きく跳ねていったボールを、PR長江有祐が押さえてトライ。コンバージョンは外れたが5対0とリコーラグビー部が先制した。

 16分にペナルティゴールを決められて5対3と点差を縮められたが、ここからはリコーラグビー部の時間となる。

 19分、FBラーカムとWTB小吹祐介のコンビネーションで相手のディフェンスラインを破りゲイン。中央22mライン付近でボールを受けたSO河野好光がドロップゴールを狙ったが、惜しくもポストに当たり外れた。

 しかし、リコーラグビー部は主導権を掌握していた。ラーカム、河野らが的確なキックを繰り返し、相手選手をワイドに動かしエリアを得ては、BK陣が隙を見出しうまく突いていく。

 24分、中央22mライン手前付近でSO河野からのボールを受けたWTB小吹が縦に突破しゴール中央にトライ。コンバージョンも決まり12対3とリードを広げる。

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 30分には中央22mライン付近で得たスクラムから出たボールがFBラーカムを経てWTB小吹へ。右サイドを破った小吹は右中間へ再びトライした。コンバージョンも決まって19対3。

 34分にゴール正面でペナルティを与えると三洋電機がゴールを決めて19対6となる。

 37分には、敵陣右サイドに蹴り込まれたボールにWTB小吹が飛び込んでボールを奪うと、リコーラグビー部はモールで数メートル押し込む。22mライン付近で、SH池田渉がゴール正面付近に駆け込んだSO河野へとボールを出し、再びドロップゴールを狙うと、今度は成功。22対6と点差は16点へと広がる。

 39分、相手左WTBに左サイドを破られて1トライ1ゴールを許すも、22対13とリードを保って前半を終え、試合を折り返した。



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