BlackRams NEWS

レポート

2009-2010 網走合宿 対 NTTコミュニケーションズ

 北海道・網走スポーツトレーニングフィールドで行われた夏合宿の最終日。リコーブラックラムズ(リコーラグビー部)は、昨季トップイースト(TE)2位のNTTコミュニケーションズとの試合に臨み、12日に及ぶ合宿を締めた。


 試合前、ある出来事があった。この日リコーラグビー部は、ホワイトジャージでゲームを行う予定だった。しかし、対戦相手のジャージの色を実物で確認した結果、より見分けやすいブラックジャージで行おうという判断が急きょなされたのだ。

 トッド・ローデンヘッドコーチ(HC)は、出場予定選手がウォーミングアップを進める中、この日リザーブに入っていない選手を集め、宿舎へ仲間たちのブラックジャージを取りにいってくれないかと依頼した。すると、選手は同じ部屋に滞在するもの同士で確認を取ると、すぐさまバスで宿舎へ。鮮やかな段取りでジャージがグラウンドに届けられた。

 ジャージを渡す選手たちと袖を通す選手たちに向かい、ローデンHCは、「こういう突発的な事態にもチームで対応すること、そして集中を維持することはとても大事。これも意味のあるチャレンジだ」と声をかけ、グラウンド内外の連携プレーを称えた。思わぬ形でチームの一体感が発揮されるという、いつもとは少し違う空気の中、14:30に試合が始まった。


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 先手はリコーラグビー部が取った。敵陣左サイドゴールライン付近からの相手のキックを、センターライン付近でWTB小松大祐がキャッチ。そのままカウンターアタックを仕掛け、ディフェンスラインのギャップを突いて一気にゴールエリア左サイドへ。試合開始3分で最初のトライを奪う。コンバージョンも決まり7対0。

 続く6分、センターライン付近右サイドでのマイボールラインアウトから、リコーラグビー部がボールを展開。敵陣10mライン付近で数回攻撃を仕掛け相手のディフェンスラインを崩すと、CTBジョエル・ウィルソンが左サイドを抜け出し、ゴール中央へトライした。コンバージョンも再び決まり14対0と点差を広げた。

 13分、今度は左サイドで攻撃を繰り返すと、敵陣22mライン付近でSH池田渉がボールを右へ出す。CTB金澤良からCTBウィルソンへとボールをつないでゴール右隅へ迫る。直前でディフェンスに捕まったが、しっかりとサポートしていた金澤に戻してトライ。コンバージョンは外れて19対0。

 テンポの良い攻撃で、縦横無尽にグラウンドを駆け回るリコーラグビー部。点差が広がっても攻撃の手を緩めない。15分にはCTBウィルソンのグラバーキック、18分にはSO河野好光のハイパントなどが絶妙な位置に蹴り込まれ、敵陣深く攻め込む。惜しくもトライはならなかったが、いい形が相次いだ。

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 23分過ぎ、この試合でほぼ初めてと言えるディフェンスの局面が到来。センターライン付近でのリコーボールのラインアウトを奪ったNTTコミュニケーションズが、リコー陣内10mライン付近の混戦の中ボールをキープ。そこからCTBが力強く突破を図る。しかし、リコーラグビー部も落ち着いて対応。低く的確なタックルを繰り返し、22mライン付近で前進を止めた。その後も、数分間NTTコミュニケーションズは攻撃を仕掛けたが、リコーラグビー部は統率のとれたディフェンスで守りきった。

 すると27分、攻撃に意識を向けていた相手の隙を突き、リコー陣内10mライン付近でSH池田がNO.8ロッキー・ハビリにボールを出すと中央を縦に突破、60m近く独走してトライを奪う。コンバージョンも決まって26対0とさらに点差は開いた。

 37分、SOに入ったスティーブン・ラーカムを起点に敵陣右サイド22mライン付近からボールを展開。FB津田翔太からボールを受けた途中出場のWTB横山健一が左隅へトライ。コンバージョンも決まり、33対0として試合を折り返した。



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