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ニュースリリース

3個のボルテージレギュレータを内蔵した小型のUSB2.0 ビデオインターフェースコントローラ「R5U870」を製品化

2005年9月5日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:桜井正光)は、USB2.0 Video Class規格*に準拠したビデオインターフェースコントロールLSIとして、3個のボルテージレギュレータを内蔵した上でパッケージとしてCSPを採用した「R5U870」を開発し、サンプルの出荷を開始いたします。
  • *USB2.0 Video ClassはUSB規格策定団体であるUSB Implementers Forumが策定したビデオストリーム信号をUSB経由で送受信、制御するための規格です。
  • 製品名 R5U870
    サンプル価格 2,000円
    受注開始 2005年11月1日
    月産規模 当初50万個
     「R5U870」は、YUV出力のCMOSイメージセンサーと組み合わせることでUSB2.0インターフェースのカメラ機能を実現するビデオインターフェースコントロールLSIです。
     回路内部の電圧を一定化するボルテージレギュレータを3個内蔵しており、コアロジック部だけでなくCMOSイメージセンサーに電源供給することが可能ですので、そのための周辺部品を削減することができます。パッケージとして小型のCSPを採用していることとあいまって、カメラモジュールの小型化に大きく貢献します。
     特に、実装エリアの制限が大きいノートパソコンへのカメラモジュールの組み込み用途に最適です。
    <新製品 R5U870の主な特徴>
    1. 3個のボルテージレギュレータを内蔵し、3.3V単一電源によりコアロジック部だけでなくCMOSセンサーにも電源を供給できます。
      シリーズタイプのボルテージレギュレータを3個内蔵。
      そのうちの1個は、コアロジック部に電源供給。
      残りの2個は、CMOSイメージセンサーに電源供給するもので、レジスタにより25mV単位で出力電圧の設定が可能。
      これらにより、周辺部品の削減が可能。
    2. 小型のCSPを採用しています。
      パッケージは、小型の80ボールCSPを採用。サイズは6×8mm、厚さは1.3mm、ピッチは0.65mm。コンパクトなUSBカメラモジュール用途に最適。
    3. 低消費電力を実現しています。
      プロセスの微細化により、低消費電力を実現。USBバスパワーを供給電源とするシステムに最適。
    4. USB2.0規格に準拠し、VGAサイズで毎秒30フレームの動画に対応しています。
      USB2.0規格であるハイスピードモード、フルスピードモードに準拠し、480MHzまでのデータ転送に対応。
      画像データ幅 8/16ビットのビデオインターフェースを搭載。
      一定時間あたりの転送量を保証することでデータを途切れずに送ることができ、音声、動画用途に適したアイソクロナス転送に対応。
      大容量エンドポイントを搭載。
      これらにより、VGAサイズの画像データで毎秒30フレーム、SXGAで毎秒7.5フレームのフレームレートを実現。
      また、オーディオインターフェースとしてI2Sインターフェースを持ち、オーディオデータ用コーデックを接続することでマイク接続も可能。
    5. PLLを内蔵しています。
      入力クロックから任意のクロックに変換するPLLを内蔵。CMOSイメージセンサーにソースクロックを供給することが可能で、周辺部品の削減に貢献。
    6. プログラムRAMを内蔵しています。
      ファームウエアは外部から内蔵RAMにダウンロードされるため、ファームウエアの変更が生じた場合、容易に対応可能。
    R5U870
    R5U870

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