お知らせ
2014年7月1日
株式会社リコー
株式会社リコーと日本科学未来館は、ブレインストーミングなど定型的ではない会議や打ち合わせの場での議論の活性度を数値化するブラウザベースの測定システムを開発し、そのα版の公開(無償)をGitHub(*)上で本日開始しました。
本システムは、カメラとマイクで収集した会議参加者の動きと音声情報を分析した結果と、会議後にシステムから提示されるアンケートに参加者が答えることによる自己採点とを合わせて、議論の活性度を数値化するものです。新たな価値を創出する場に関する科学研究の知見を、極めてシンプルなアプリケーションに実装しようという実験的な試みです。Firefox®がインストールされたPC、タブレットやスマートフォンで稼働します。是非、気軽にお試しください。
なお、本システム開発に当たっては、昨年12月から今年2月にかけて日本科学未来館とリコーで主催した「高校生カフェメニューコンテストin 陸前高田」を実証実験のフィールドとして活用させていただき、高校生とカフェのスタッフが議論をしながらランチメニューを開発していくプロセスの観察や、システムの試用などで協力いただきました。また、本システムは、Mozilla Japan が開設するオープンなものづくりの場「Mozilla Factory」の協力の下に開発いたしました。
日本科学未来館では科学技術と社会とのコミュニケーションの活性化を図るため、産業界との協力関係を構築する「パートナーシップ制度」を導入しており、同制度の「オフィシャルパートナー」であるリコーは、平成18年10月よりさまざまな活動に共に取り組んでいます。
(*) GitHub (ギットハブ): GitHub.comが運営する、ソフトウェア開発プロジェクトでソースコードを共有したり公開するためのサービス。
記録中の画面 (上段は音声情報の分析、下段は会議映像) |
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自己採点用のアンケート画面(上)と活性度測定の結果表示(下) |
リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結売上は2兆1,956億円・国際会計基準)。
人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。
想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。
より詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://jp.ricoh.com/
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