Feature Stories 世の中に役立つ新しい価値を提供する、RICOHの物語があります。


人類の豊かな生活は、自然の恵みに支えられています。

私たちが暮らす「地球」という星は今、人類の活動によりさまざまな環境問題が引き起こされ、大きな危機に瀕しています。温暖化や森林の減少などにより気候が変化し、大洪水、干ばつによる作物の不作、多発する山火事など、世界各地で異常現象が発生していると、ニュースで見た方も多いのではないでしょうか。こうした地球環境の悪化により、たくさんの生物種が絶滅の危機にさらされており、1年間に絶滅する種の数はじつに4万種とも言われています。生物種が減っても、人類の活動には大きな影響がない、と思われる方もいるかもしれません。でも、そうではないのです。毎日飲む水や、食べ物、衣類、薬に至る、たくさんのものが自然界の素材を利用して作られています。長い時間をかけて育まれてきた地球環境のなかで、植物、動物から微生物を含む食物連鎖が成り立っていて、人類は、その恩恵を自然の恵み(生態系サービス)として享受しているのです。

持続可能な社会に向けて

リコーグループが目指すのは、「人間社会から生じる環境負荷」が「地球環境の再生能力」の範囲内に抑えられた状態です。しかしながら現在は、社会から排出される負荷が、地球の再生能力をはるかに超えています。一刻も早くさまざまな角度から環境負荷を削減していかなければなりません。生産部門では、省エネ・省資源を徹底し、リサイクルへとつなげていく。非生産部門でも、空調設備や照明、ごみの廃棄などで、環境削減効果の高い施策を計画的に展開しています。このような環境負荷の削減を通じて、持続可能な社会を構築することが、私たちの急務なのです。また、早期に環境負荷を地球の再生能力の範囲内に抑えるために、環境負荷を削減すると同時に、地球の再生能力を向上させる必要があるとリコーグループは考えています。すなわち、「環境負荷」というシーソーの一方を持ち上げ、「地球環境の再生能力」という、シーソーのもう一方を押し下げることで、シーソーの傾きを逆転させるのです。
 
リコーグループの地球環境保全
〜環境負荷を地球の再生能力の範囲内に抑える〜

図:リコーグループの地球環境保全

森林生態系保全プロジェクトをはじめ、私たちは地球の再生能力向上にも貢献しています。

地球の再生能力を回復・向上させる上で大切になってくるのが、生物多様性保全活動です。リコーグループでは、生態系の中でも特に生物多様性が豊かな「森林生態系」に注目し、1999年度から世界各地で「森林生態系保全プロジェクト」を展開してきました。これは単なる植林とは異なり、土地固有の生物種の生息域や住民生活を守ることを主眼とし、長期的な視点で持続的な森林管理の枠組みの構築を目的とするものです。リコーグループではこの他にも、地球環境の再生能力向上を目的として、社員のボランティア活動の推進等を行っています。

2009年に活動を終了したフィリピンのプロジェクトでは、天然林の伐採により森林が減少し、たくさんの野生生物がすみかを失うとともに、森林劣化のために地域住民の生活も脅かされ、困窮した住民が違法伐採を繰り返すといった悪循環に陥っていました。そこで、NGOや行政が森林回復と住民の自立のための活動を開始。リコーはこの活動に賛同し、2000年にルソン島北部のシェラマドレ自然保護区で支援を始めました。2009年までに、水源回復用の在来種、生活用の果樹をあわせて63,185本の木を植え、森林を守りながらマンゴー、アボカド、カカオといった果物を収穫することができるようになりました。また、セミナーなどを積極的に実施し、地元行政からの協力も得て、地域住民が自力で農業を営むことができるよう技術的にサポート。10年にわたるプロジェクトは無事目標を達成し、運営は住民組織に引き継がれています。
さらに、リコーグループでは「生物多様性方針」を掲げ、事業活動における生物多様性への負荷を減らす活動を実施していきます。

関連リンク
フィリピン熱帯雨林回復プロジェクト
リコーの森林生態系保全活動
リコーグループ生物多様性方針

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