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イベント・レポート

第7回アマ女王決定戦

  〜〜〜棚田真由美さん、堂々の4連覇〜〜〜



日時:4月26日(日)

場所:日本将棋連盟

リポータ:西田文太郎 e-mail : nishida@cs.ricoh.co.jp


 4月26日、日本将棋連盟5階「歩月」の間で、アマチュア女王決定戦3番勝負が行われた。
 女性将棋同好会フェアリープリンセス主催、東京アマチュア将棋連盟他後援。持時間は各30分で、30秒の秒読み付き。

 今回は3連覇中のアマ女王棚田真由美さんに、高校生になったばかりの15歳の新鋭佐藤美保さんが挑戦するというフレッシュな顔合わせとなった。
【1局目】

 先手棚田さんの四間飛車に対し、後手佐藤さんは△5三銀左と急戦の構え。  黒に紺とオレンジのストライプの入ったパンタロンスーツの女王に、グレーのミニとブルーのブラウスの挑戦者は果敢に△7五歩と仕掛け女王を睨む。
 ばたばたと角も飛車も交換して双方馬と龍が出来た73手目の局面は、後手を持ちたい感じ。
 しかし、△5三銀が緩手で、83手目に▲3四桂と急所にはねられ、以下101手まで進めて挑戦者無念の投了となった。
【2局目】
 昼食休憩をはさみ、午後1時、2局目開始。先後入れ替わって、後手四間飛車に先手急戦模様。
 41手目の▲3四角に長考に沈む棚田さん。飛車を打込み、桂香を拾って優勢に進める佐藤さん。
 棚田さんは、64手目の△3六歩から反撃に転じ巧みに歩を操り敵の金・銀を踊らせて飛車を打ち込み、大逆転。

 主催社代表の仁科さんからアマ女王の表彰状を手渡され棚田さんは、応援の人達に四連覇を祝福された。
 破れはしたが高校生になったばかりの佐藤美保さんはこれからどんどん強くなるだろう。

(完:98年4月26日)



4連覇を成し遂げた棚田真由美さんのコメント

うら若い高校一年生を、ちからずくで やっつけたたなだは、来年またうら若い乙女からの報復をてぐすね引いてまってます(^^)



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